「すみません」と「ありがとう」を使い分けるべき2つの理由

しょう
こんにちは、精神科医しょうです。私は普段、精神科での外来を行い、7万人以上インスタやvoicyのフォロワーさんに対しHSP気質に関する発信、書籍の出版を行っています。

突然ですが、あなたは「すみません」という言葉を使うことはありますか?

もちろん答えは「YES」

「NO」の人はいないでしょう

誰でも「すみません」という言葉は使うものです。

しかし、「すみません」という言葉を「ありがとう」の意味で使うことが多いなら要注意。

あまりオススメはできません。確かに日本では、感謝の意味合いで「すみません」を使うことがあります。

  • 例)エレベーターに乗ろうとしたら、先に乗っていた人が扉を閉めずに待ってくれていた時→「すみません(ありがとうございます)」
  • 先輩から差し入れをもらった時→「すみません(ありがとうございます)」

本来「すみません」とは、謝罪や申し訳なさを表現する言葉です。

「ありがとう」の意味で使うことが間違いとは言いませんが、できれば今後は「ありがとう」としっかり使い分けてみてはいかがでしょうか?

「すみません」と「ありがとう」を使い分けるべき2つの理由

その理由は、大きく分けると2つあります。

  1. 自分自身の成長のため
  2. 人間関係円満のため

1つずつ説明していきましょう。

自分自身の成長のため

「すみません」が口グセの人は、謝罪する時も感謝する時も何かあれば簡単に「すみません」と言っていませんか?

そしてそこには、このような心理が隠れてはいないでしょうか?

  • 「自分に対する自信の無さ」
  • 「自分に対する自己評価の低さ」
  • 「自分に対する自信の無さ」

これは、自分に対して自信が無いことから、何かあれば簡単に「すみません」と言うのが口グセになっているのではないかということです。

自分の発言や行動に自信が持てないんですね。

だから簡単に謝ってしまう。すぐ「すみません」と言ってしまうということです。

また「自分に対する自己評価の低さ」も「すみません」の口グセに関係していると言えるでしょう。

先ほどの「自分に対する自信の無さ」とも繋がってきますが、非常にネガティブに物事を捉えたり、自分を卑下する傾向があると、「すみません」と簡単に口にしてしまうことがあります。

周囲の人と比べて、いつも自分の評価を低く設定しているということはないでしょうか?

それが「すみません」という言葉に繋がっている可能性は、大いにあります。

自信の無さや自己評価の低さを改善するためには「成功体験」が重要

もしこれら「自分に対する自信の無さ」「自分に対する自己評価の低さ」があるのなら、それを自分自身の成長へと繋げていきましょう。

自信の無さや自己評価の低さを改善するためには、いろいろあるかと思いますが、大切なことを1つ挙げるなら「成功体験」です。

小さな成功体験で良いので、「出来る」という経験を得ましょう。

どんな言葉よりも「出来る」という経験は、あなたに自信を付け、そして自己評価を高めてくれることでしょう。

自分を成長させるんです。

そうすれば自然と「すみません」という言葉を使いすぎるということも無くなってくるのではないでしょうか。

人間関係円満のため

「すみません」が口グセになると、時として相手に「従順な人」や「都合の良い人」という印象を与えかねません。

謝罪する時も感謝する時も、いつも「すみません」

これでは、何をしても謝っているような印象すら与えかねません。

それは、例え相手が悪いといった場合においても、あなたが悪いとされてしまう可能性すらあるということです。

人間関係に悩むことなく、円満にしたいと思うなら、「すみません」の多用は控えましょう。

「すみません」は、本当に謝罪すべき時のために取っておくべき言葉なのです。

言葉の価値を自ら下げてはいけません。

すみませんという言葉をコントロールして使うには?

もし「すみません」という言葉をもう少しコントロールしていきたいという方は、どんな時に「すみません」を言ってしまうのか?

セルフモニタリングしてみましょう。

  1. 「誰に対して言ってしまうのか?」
    →上司のみ?上司の中でも特定の人?それとも誰に対しても?
  2. 「どんな時に言ってしまうのか?」
    →緊張する場面や不穏な空気を察するといつも?
  3. 「どこで言ってしまうのか?」
    →会社?趣味やボランティアのような集まりの時?

このように自分を客観的に把握してみてください。

なぜ「すみません」という言葉を言ってしまうのか?

「すみません」という言葉を言う時の傾向が見えてきます。

まずはこの傾向を掴みましょう。

傾向が掴めると対策を立てることができます。

これは、「すみません」という口グセを改善していく上で非常に大切です。

これからは、「すみません」を言うのは、謝罪する時。

感謝する時は、「ありがとう」の言葉に替えてみてください。

その方が相手も嬉しいはずですし、あなたにとっても自身の成長や人間関係円満のためにも良いんです。

ぜひ意識してみてくださいね。

まとめ

「すみません」が口グセの人は、謝罪する時と感謝する時で言葉を使い分けてみましょう。

謝罪する時は、「すみません」感謝する時は、「ありがとう」

「すみません」を使ってしまう背景にどんな心理が隠れているのか?を考えてみましょう。

ぜひ1度振り返ってみてくださいね!

私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。

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