どうも!精神科医しょうです。
私は普段、精神科での外来診療を行いながらインスタにてHSP気質に関する発信を行なっています。
仕事をしていると、当然ミスをすることもありますよね。
これは、仕事をしている人なら、避けては通れない壁でもあります。
しかし、同じミスをしたのに、その壁が高い人、低い人が存在します。
何がお伝えしたいかと言うと、ミスを簡単に乗り越えられる人と、そうでない人がいるということです。
特にHSPさんの場合、その特性上、深く処理しますから、仕事でミスをすると、ミスがなかなか頭から離れません。
「どうしてミスをしてしまったんだろう・・・?」
「あの時、あんなことしなければ良かった・・・」
「またミスをするかもしれない・・・」
「他の人にどう思われているか気になって仕方ない・・・」などなど。。
頭の中は、もうミスのことでいっぱいです。。
では、どうこのミスを乗り越えていけば良いのか?
どうこのミスから立ち直れば良いのか?
そこで今日の記事では仕事のミスからの立ち直り方についてお伝えします!
仕事のミスからの立ち直り方
仕事のミスからの立ち直るポイントは、“セルフコンパッション”です。
セルフコンパッション(self-compassion)とは、自分への慈しみ、思いやりのことです。
ありのままの自分を受け入れ、自分だけでなく、他人にも優しくなれる方法とされています。
つまり、困難に直面した時、自分自身の肯定的、否定的側面の両方を優しく理解し受け入れ、その苦しみが人類に共通していることを認識し、感情のバランスを取れる特性のことです。
「仕事でミスをすることは、誰にでもあること」
「仕事でミスをしてしまう、それも私」
「仕事が上手くいく日もあれば、ミスをする日だってある」
このように考えてみましょう♪
しかし、
「そうは言っても、それができない」
「それができたら苦労しない」
そんな方もいるはずです。
どうすれば良いのか?
ここからは、どうすれば“セルフコンパッション”を高めることができるのか?
その方法をお伝えしたいと思います♪
ですが、その前にセルフコンパッションの構成要素についても、お伝えさせてくださいね♪
セルフコンパッションの構成要素
- 自分への優しさ→自分の強み、長所を認め、自分を慈しむこと
- 共通の人間性→「失敗や困難を経験するのは、誰にでもあること」という逆境への肯定的な認識
- マインドフルネス→今この瞬間への気付きを高め、「慈悲と慈愛の心」を育む
何となくセルフコンパッションがどういったものなのか?
見えてきたでしょうか?
では、セルフコンパッションの高め方をチェックしてみましょう♪
セルフコンパッションの高め方
- 大切な友人に対して持つような思いやりを、自分自身に対しても持つこと
→大切な友人に対してなら、どのように声をかける? - 自分のことを優しく抱きしめる
- 慈悲の瞑想を行う(自分→他者→世界、どんどん広げていくように行う)
→まずは自分自身の幸せを願うことが大切 - 頭に浮かぶことを自由に書き出す
→ネガティブな内容であっても可。そう思うのも仕方ないと、自分を許し、慈しむ
慈悲の瞑想を行うことは、なかなか難しいかもしれませんが、
「大切な友人に対して持つような思いやりを、自分自身に対しても持つこと」
「自分のことを優しく抱きしめる」
「頭に浮かぶことを自由に書き出す」
この辺りは、比較的実践しやすいかと思います。
セルフコンパッションが高まってきたら、自ずと前述の考え方が頭に浮かぶようになってくるかと思います。
「仕事でミスをすることは、誰にでもあること」
「仕事でミスをしてしまう、それも私」
「仕事が上手くいく日もあれば、ミスをする日だってある」
ただし、当然その時々のメンタルの状態も大切です。
メンタルが不調で憂うつな気分なのに、仕事でミスをしたという事実を優しく理解し、受け入れることは、至難の業です。。
これは、どんな人でもほぼ不可能と言って良いかと思います。
セルフコンパッションを生かすためには、日頃からメンタルを健やかに保つための努力も大切と言えるでしょう。
食事、睡眠、運動、ストレスを溜めないための考え方の構築・・・
1つだけではなく、全てが大切です。
要はバランスです。
どれか1つだけを意識するのではなく、全てをバランスよく考える。
そうすれば、セルフコンパッションも最大限生かされ、あなたが仕事でミスをした時に、ミスから立ち直るための心の支えとなるかと思います♪
ぜひ意識してみてくださいね♪
まとめ
本日は仕事のミスからの立ち直り方について解説しました!
「仕事でミスをして、なかなか立ち直れない。。」
「どう乗り越えたら良いか分からない。。」
そんな時は、セルフコンパッションを意識してみましょう♪
セルフコンパッション(self-compassion)とは、自分への慈しみ、思いやりのこと。
ありのままの自分を受け入れ、自分だけでなく、他人にも優しくなれる方法のことです。
セルフコンパッションを高めるためには、
「大切な友人に対して持つような思いやりを、自分自身に対しても持つこと」
「自分のことを優しく抱きしめる」
「慈悲の瞑想を行う」
「頭に浮かぶことを自由に書き出す」
などを意識してみましょう♪
セルフコンパッションが高まってくると、自ずと仕事でミスをしてしまう自分を、今までよりも受け入れることができるようになってくるはずです。
ただし、セルフコンパッションだけが大切というわけではありませんので、ご注意くださいね♪
仕事でミスをしても頑張るあなたを応援しています!
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
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