『自分軸』と『わがまま』と明確な違いとは!?もしかして自分軸とは単なるわがまま!?

こんにちは、精神科医しょうです。私は普段、精神科での外来を行い、インスタやvoicyにてHSP気質に関する発信を行なっています。

生きづらさを解消するには、「自分軸」を持つことが大切だと言われていますが、自分軸とは一体何なのでしょうか?

また、自分軸とは単なるわがままなことなのでしょうか?

おそらくこの記事を読んでいる方の多くは

  • 「自分軸を持って生きづらさを解消したい!」
  • 「自分は果たして、自分軸を持っていると言えるのだろうか?」
  • 「単なる自己中心的な考え方をしているだけなのだろうか?」

など、様々な思いや悩みをお持ちのことと察します。

今回は、そんな自分軸についてさまざまな角度から考えていきたいと思います。

この記事を通じて、あなたが抱えている生きづらさを少しでも克服できるお手伝いができれば嬉しいです!

では、さっそく見ていきましょう!

 

自分軸と他人軸について

まず、自分軸と他人軸について考えてみましょう。

自分軸とは、周りの意見や考え方に影響されることなく、自分で考え、行動することを言います。

一方、他人軸とは自分を犠牲にして、他人の意見や考えを優先してしまうことを言います。

どちらを主軸にするかは、あなたの考え次第ですが、生きづらさを克服するためには、まずは自分の意見を優先する自分軸を持った方が、自分の人生を歩むことができるのではないでしょうか。

  • 自分軸:自分で考え行動し決断をすること
  • 他人軸:他人の意見や考えを優先すること

 

自分軸を持つ人とわがままな人の違いとは?

自分軸を持っている人と、わがままな人との特徴の差はどのようなものがあるのでしょうか?

それぞれの特徴をいくつかあげてみました。

<自分軸を持っている人の特徴>

自分の中で明確な判断基準を持っている

「したい」「したくない」などの判断基準を持っているため、気持ちにブレが生じません。

決断力の速さも特徴の一つです。

 

自己評価を優先し、大切にする

あくまで自分がどのように感じているのかを優先し、自分の意見を大切にすることを心がけています。

 

失敗を恐れず、行動できる

まずは行動してみて、失敗したとしても他人のせいにすることはありません。

責任を持って、自分主体で考え行動できる力を持っています。

 

人の意見をしっかりと聞くことができる

他人の意見を尊重し、受け入れることができます。

自分軸がある人は他人にも軸があることをわきまえているので、一意見として聞き入れ、決して否定したり批判したりすることはありません。

 

自分の長所と短所を理解している

自分の得意分野と不得意分野をわきまえて行動しています。

また、短所を長所に変える努力を惜しみません。

 

<わがままな人の特徴>

何でも自分が正しいと思っている

自分の言動全てが正しいと思っています。

他人が何を言っても、めったに聞き入れることが無いので、自己中心的な人だと思われてしまいます。

 

自分の立場でしか物事を考えない

他人の立場に立った言動を取ることが苦手で、自分のことしか考えないことが多くあります。

 

他人のせいにする

行動を起こして、失敗をした場合は、たとえ自分の責任であったとしても、すぐに他人のせいにします。

 

人の話を聞かない

会話のキャッチボールが苦手な傾向があります。

一方的に自分の意見を押し付けたり、聞き入れられない場合は怒りをぶつけたりします。

 

他人のあら探しばかりする

わがままな人は、いつも他人の悪口やあら探しをすることに忙しくしている傾向があります。

周囲がうんざりしていると気が付かないことも多く、人が離れて行ってしまうこともしばしば…。

 

自分軸を単なるわがままだと言われたら?

自分軸を持って行動していた結果、単なるわがままだと言われてしまったら、とても悲しいですよね。

しかし、自分軸とわがままは紙一重だとも言えます。

なぜなら、当事者同士によって解釈が変わることがあり、見分けがつかないものだと言えるからです。

たとえば、自分のやりたいことに対して信念を持って突き進んでいた結果、周囲から見ると単なるわがままだととらえられてしまうこともあります。

立場と状況によって評価が変わってしまうことは仕方がないことです。

大切なのは、話し合いの場を持ち、お互いがそれぞれの立場で納得できるかどうかによって、評価は変わってくるのではないでしょうか。

自分軸を持つということは、それなりの覚悟と決意も必要になるのだと思います。

 

自分軸を大切にして生きるには?

周りの意見に影響されることなく、自分を信じて人生を送るには、やはり自分軸を大切にすることが必要です。

では、自分軸を大切にして生きていくには、どのようなことを守ると良いのでしょうか?

いくつか提案させてください。

 

目標を定める

どのような自分になりたいのか?どのようなことを達成したいのか?そのためには、何をしていけば良いのか?など、どんどん紙に書き出してみましょう。

目標を持つことは、前向きに生きていく上でとても大切なことです。

たとえ達成できなかったとしても、その努力はあなた自身の糧となり、人生観を豊かにしてくれるでしょう。

 

どんな出来事・体験も学びに変える

つらい経験や悲しい経験、失敗談は思い出すだけでもストレスに感じてしまうかもしれません。

すぐには無理かもしれませんが、時が経つにつれ当時の出来事や経験から学ぶことは意外にも多くあることに気付くハズです。

マイナスの出来事をずっと引きずるのではなく、プラスにとらえていくことも、自分軸をつくる栄養素になるのではないかと思います。

最後にはあの経験があったから今の自分があるのだと思えるようになれたら、素晴らしいです!

 

ありのままの自分を受け入れる

自分軸を持つ人の多くは、自身の長所や短所をわきまえていて、ありのままの自分を認めています。

自分軸を持っている人は、不得意に対してまずは出来ないことを認め、他人に助けを求めたり、委ねたりすることを厭いません。

また、どうしても苦手を克服したければ、真面目に努力をし、できるようになったら他人を助けるといった行動を取るでしょう。

ありのままの自分を受け入れることは、決して恥ずかしいことではありません。

むしろ自己分析の能力が高い人だと言えるのではないでしょうか。

 

変化に対応できるようになる

時代の流れが変わるのと同じように、あなたの考え方や価値観もその時によって変わるものだと思います。

人生の転機や環境の変化は、良くも悪くも大きなストレスを心身に与えます。

その時の状況や立場によって柔軟な考え方を持たなければ、生きづらくなる一方ですよね!?

自分軸も、その時の状況次第で臨機応変に変えていくものだと思います。

自分軸を持つことは芯の強さを持つことでもありますが、柔軟な適応力を持つことも大切な要素の一つではないでしょうか。

 

まとめ

今回は自分軸について、さまざまな角度からとらえてみました。

自分軸を持つことは、生きづらさを克服する上で大切なことでもありますが、それなりの覚悟と決意が必要な場合もあります。

また、それぞれの立場と状況によっては単なるわがままだととらえられたり、自己中心的な考え方だと思われたりする場合もあるため、そう易々と受け入れてもらえるものでもなさそうです。

しかし、自分軸を大切にすることで他人からの干渉や支配から逃れることもできるので、自分で決めた人生を歩むことができるのだと思います。

今回、紹介した内容を参考に、生きづらさの解消に向けて一歩を踏み出していただけたら嬉しいです!

私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。

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