新社会人のみならず、何年働いていても“誰もが”悩む可能性の高い悩みの1つが「パワハラ」です。
特にHSPさんのように、あまり人に対して辛辣で攻撃的なことを言わない、また、逆に言われたとしても、そこで強く言い返したりすることのないような穏やかな人は、パワハラをする人からすれば、かっこうのターゲットと言えるかもしれません。
実際、パワハラをされた人が取る行為で多いのが、「何もしなかった」なんですね。
これは、上司に相談してもムダ、言っても変わらない、誰かに相談すると報復されるなど、様々な要因が考えられますが、とにかく何もしない方が多いんです。
つまり、パワハラをする人からすれば好都合ということです。
しかし、本来パワハラをされた人が我慢しなくてはならないというのは、間違っていますよね。
時にはパワハラが原因で体調を崩したり、仕事を辞めなくてはならないような方すらいます。
その人の人生を狂わしてしまうのがパワハラです。
そんなパワハラですが、もしパワハラをされたなら、まずはあなたの意思を表明しましょう。
- 「止めてください」
- 「そういうことをされると傷つきます」など。
その上で、信頼できる上司への相談や、社内や外部の相談窓口に相談することが望ましいのですが、現実的にはそこまでの行動はなかなか難しい方もいらっしゃるかと思います。
先ほどもお伝えしましたが、パワハラをされた人が取る行為で多いのが、「何もしなかった」だからです。
なので、そんな方はまずはメモを残してみましょう。
メモを残すことであれば、比較的ハードルは低いはずです。
パワハラに悩んだ時に残すべき5つのメモ
あなたがメモすべきは、以下5つです。
- いつ→ 年 月 日 時ごろ
- 誰から→あなたとの関係
- どのような→受けた場所、状況、パワハラと感じた具体的な言動など
- 同席者や目撃者の有無、所属や名前など
- 対象は自分だけか、人を区別して行われているのか※参考:パワーハラスメント対策導入マニュアル予防から事後対応までサポートガイド第4版厚生労働省
これら5つをメモに残しましょう。後で事実確認をする際に役立ちます。
いざ上司に相談するとなった時、緊張して上手く喋れないということもありますからね。
伝え漏れを防ぐという意味でも非常に有効です。
メモを取ったあとの5つの行動
さて、ではここからは、今後の対策もいくつかお伝えしておきますね。
- 「またパワハラをされそう」
- 「またパワハラをされた」
そんな時は、次のようなことを試してみると良いかと思います。
極力2人きりにならない
さすがに大勢が見ている前でパワハラをすることは、稀です。(無いとは言えません)
他の人に見られてしまっては、パワハラの証拠を自ら残すようなもの。
極力2人きりになるシチュエーションを避けましょう。
パワハラについて直接本人と話し合う時は、行動に焦点を当てる
パワハラをした本人の性格について話し合うのではなく、パワハラという「行動」に焦点を合わせて話し合いましょう。
極力相手の人格と行動を切り離して話し合ってみてください。
相手を不要に刺激しないためにも、自分が冷静でいるためにも重要です。
他のスタッフに与えている影響を伝える
もしパワハラをされているのがあなただけではないことが分かっているのなら、他のスタッフに与えている影響を伝えてみましょう。
- 例)「最近○○さんが少し元気が無いようですが、何か理由をご存知ないですか?」
直接的にパワハラを示唆するのではなく少し間接的に伝えてみることで、相手にも不快感を与えることは少ないかと思われます。相手に気づきを与えましょう。
良い行動を強化する
「○○さんが褒められたと喜んでいましたよ!」このように伝えてみましょう。
誰かが喜んでいたことを知り、「褒める」という行為が増える可能性があります。(専門用語で言う所の強化)
喜んでいたという情報を間接的に聞くことで、より嬉しさも増すため非常に効果的です。
他の人からどう見えているかを伝える
パワハラをする人は、他者を攻撃することで自分の立場を優位に立たせようとします。
それはつまり、地位や名誉、肩書などの体裁を気にしている可能性も非常に高いということです(人よりも優位に立ちたい)
パワハラという行為が他の人からどう見えているか?
それが地位や名誉、肩書などにどう影響するかを伝えてみるのも良いかもしれません。
- 例)「パワハラという行為は、あなたにはふさわしくありません」
さて、ここまでいかがでしたか?
何かパワハラにお悩みの方にとって、少しでも参考になる情報はありましたでしょうか?
一番大切なことは「1人で抱え込まないこと」
ここまで色々お伝えしてきましたが、一番大切なことは「1人で抱え込まないこと」です。
1人では限界があります。
上司、同僚、部下、社内・社外の相談窓口など、選択肢はいくつかあるはずです。
もちろん、友人・知人、家族などへの相談も大切です。
頼れる人には頼っておきましょう。
改めてお伝えしますが、「1人で抱え込まないこと」それが大切です。
まとめ
パワハラに悩んでどうしたら良いか分からない時は、まずはメモを取ることを意識してみてください。
メモであれば、比較的ハードルは低いので、実践しやすいはず。
その後、より具体的な対策を考えてみましょう。
しかし忘れてはならないことは、「1人で抱え込まないこと」そこだけは忘れないようしてくださいね!
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?
「他人の顔色ばかりみてクタクタ」
「自分の意思で生きられない」
「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」
そんなあなたはこちらの記事を読んでみてくださいね。
あなたが「自分軸で気楽に生きられるようになる」ことを願っています♪