普段は精神科医として働きながら、インスタグラムやvoicy、YouTubeでさまざまな情報を発信しています。
また、書籍も2冊出版してますので、興味のある方はチェックしてみてくださいね。
さて、今日のテーマは「ネガティブな感情を受け入れるアプローチ方法」についてです。
本題に入る前にテキストよりも動画で見た方がわかりやすいという方はyoutubeでもアップしていますのでこちらを見てみてくださいね↓
ネガティブな感情を受け入れるアプローチ方法
突然ですが、あなたはこんな悩みを持っていませんか?
- 「嫌なことがあったら、そのネガティブな感情を一日中引きずってしまう。」
- 「ネガティブな感情からうまく切り替えることができない。」
確かに、日常生活を送る上で、ネガティブな感情が一切なく生活することは不可能です。
しかし、そのネガティブな感情とうまく折り合いをつけながら生活していくことは、可能です。
でも実際には、これが苦手な方も多いのではないでしょうか?
ネガティブ感情を味方に変える!
まず、ネガティブな感情を単なる敵として扱うのではなく、自分を守るためのサインとして捉え直すことが重要です。
例えば、不安や怒りといった感情は、何か問題があることを教えてくれるサインなんです。
例えば、夜中に人通りが少ない道で気づいたら、男性が後ろからつけてきている気がする・・・駅からしばらく距離を歩いているのに、駅からずっと同じ道を歩いてくる・・・。
こんな状況ってめちゃくちゃに不安を感じますよね。
もしかしたら、たまたま同じ道を歩いている人なのかもしれないけど、その人がストーカーだったり、危害を加えてくるような人だったらどうしようと、不安という感情は我々に何か問題が発生していることについて教えてくれるんです。
例:私のネガティブ感情体験談
具体例として私のネガティブ感情体験談についてもお話しておきます。
この前電車に乗ろうとしたら、他の車両に比べて乗ろうとしている電車が異常なくらいに空いていたので、なんだか嫌な予感がしました。
それで隣の車両に乗ったんです。んで、隣の車両から乗ろうとしていた車両をみたら、酔っ払いが盛大にストリートpizzaを床にぶちまけていて、私が感じた感は当たっていました。
まあ隣の車両にも匂いきていたので、危険回避はしきれていなかったのですが。。。
また、普通に道を歩いていて、脇道から急にエアガンでBB弾を打ち込まれたら、めっちゃ腹立ちませんか?
これ私、小学生の時に経験したことあるんですけど、腹たつし何が何だかわからなくて恐怖を覚えましたよ。
このような時でも怒り感情は、戦闘モードに入るべきであることのサインですし、恐怖は身の危険が近づいているというサインでもありますよね。
ちょっと話が逸れてしまいましたね。話を元に戻しましょう。
ネガティブ感情を自分を守るためのサインとして捉え直す
私が言いたかったことは、これらの感情に素直に耳を傾け、何が原因で感じているのかを理解し、自分を守るためのサインとして捉え直すことが問題解決への第一歩なんです。
そして次に、その感情がもたらすメッセージを理解した後は、その感情に対処する具体的な方法を身につけることが大切です。
例えば、瞑想や深呼吸、日記を書くことなど、自分に合った方法で感情に対処することができます。
ちなみにこの感情に対する対処法は自分自身に合ったものが一番、私はジョギングだったり筋トレだったり、プールで泳ぐのが大好きです。
ただ、そういった自分に合ったものが何かわからない場合には、瞑想や深呼吸、散歩、日記を書くといったハードルがそこまで高くない簡単な方法から試してみてください。
その中でも試しに瞑想のやり方について、ここでは簡略版をお伝えします。
自分を守る方法①:瞑想簡略版
静かな環境で、骨盤を立てて座りましょう、骨盤を立てることにより横隔膜が広がりやすくなります。そして次の3つのポイントを意識してください。
②この時、意識は呼吸のみを意識する
③10分間続ける
特に②の呼吸のみに意識するのが難しいかもしれません!
お腹減ったなとか夕飯どうしようかなとか様々な雑念が浮かぶと思います。
そこで、雑念が浮かぶからといって自分に向いていないとやめないでください。
雑念は全然湧いて大丈夫!また呼吸に意識を戻すという行為自体が瞑想の効果を高めるのです。
注意!酒、薬物、ギャンブブルに頼るのはダメ
あ、ちなみに、感情に対処する方法で自分に合った方法ならなんでも良いと伝えましたが、酒や薬物、ギャンブルなど体への悪影響や、経済的ダメージ、依存性があるものは選択しないように注意してくださいね!
自分を守る方法②:信頼できる誰かに話す
また、ネガティブな感情を感じたときには、信頼できる誰かとその感情を共有することも大切です。
友人や家族、あるいはカウンセラーやセラピストなど、感情を開示できる相手に話すことで、感情の重さが軽減されることがあります。
他人の視点からアドバイスをもらうことで、新たな解決策が見えてくることもあるでしょう。
ちなみにこの信頼できる相手というのがポイントで、中途半端な関係性の友人に話しても話を聞いてもらえない可能性もあります。
また、何度も何度もネガティブな感情を近い関係の人間に共有するとその人がしんどくなってしまう可能性もあります。
そのため、複数回の相談となるのであれば、やはりカウンセラーなどのプロフェッショナルにお願いするのが一番ではありますね。
まとめ
ネガティブな感情は、私たちに危険や問題を知らせる重要なシグナルです。
これらの感情を敵ではなく、自分を守るための貴重なサインとして捉えることが大切です。
問題の根源を理解し、適切な対処方法を見つけることで、これらの感情と健康的に付き合うことが可能になります。
瞑想、深呼吸、日記の記述など、自分に合った対処法を見つけ、それを実践することが重要です。
また、信頼できる誰かと感情を共有することも、感情の重さを軽減する助けとなります。
これらのステップを通じて、ネガティブな感情と上手に付き合い、より充実した日常を送るための一歩を踏み出しましょう。
今日のお話はいかがでしたでしょうか、参考になった共感できたという場合にはぜひコメントをお願いします。
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
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「他人の顔色ばかりみてクタクタ」
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「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」
そんなあなたはこちらの記事を読んでみてくださいね。
あなたが「自分軸で気楽に生きられるようになる」ことを願っています♪