【HSPと毒親の関係】毒親の特徴や支配されないための対策とは?

こんにちは、精神科医しょうです。

私は普段、精神科での外来を行いながら、インスタにてHSP気質の発信を行なっています。インスタにも遊びにきてね(外部リンク)

自分の子どもの幸せや自由を奪う毒親にとって、HSP気質の子は理想的な存在であり格好のターゲットになります。

感受性が強いとちょっとしたことでも落ち込みやすいので、保護者は親心から子どもに構いすぎる傾向になりやすいでしょう。

本人の心を汲まない干渉の仕方であれば思いやり・愛情からではなく、子どもを支配して思い通りにし自分の心を満たしたいからかもしれません。

あなたの親御さんは繊細なあなたに対して過保護気味であっても、あなたの言葉をちゃんと聞き入れてくれていますか?

言葉を無視されてがんじがらめにされている場合は、残念ながらあなたは毒親のターゲットにされている可能性があるかもしれません。

HSPの人に見られる親からの干渉

HSP気質を持っている人は自分の考えを強く出しにくいため、すっぱり決断することがやや苦手なところがあります。

読みやすい性格を心配してか繊細な子どもを持つ親は助け舟を出すつもりで、子どもに対してあれこれと口を出して動かそうとしやすいです。

この干渉行為は心配する親の気持ちからしている面が強いですが、毒親がよく取る行動とも酷似しているので注意して判断しなくてはいけません。

行動などレールを敷かれる

親子さんは我が子が悩まないようにしてあげたいのかもしれませんが、日常のことから進学・仕事選びまで子どもの行動にレールを敷き進ませようとします。

自分自身で決める前に「こうしなさい・ああしなさい」と保護者から言われれば、繊細すぎる性格の人はアドバイスを断れずに言われた通りにするでしょう。

考えて決断する力を育てにくくする弊害があるので、親であっても行動に干渉しすぎるのは良いことではありません。

意見を聞いてもらえない

自己主張が苦手、またはできないタイプとの思い込みからか、何か意見を言おうとしても聞いてもらえないことがあります。

「この子は自分の考えが言えないから、親が考えてあげなくては」と信じて疑わず、子どもが意見を主張するイメージを抱けないのかもしれません。

HSP気質を持つ人にとって意見を口にするのは勇気がいることなのに、聞いてくれない様子を見せられれば気持ちがしぼみ意見を言うのが怖くなってしまうでしょう。

親が毒親であると見られる特徴

親心からの干渉であるのか毒親として支配行動であるのかは、どの点で判断すれば良いのかは言動・行動を深く見てみるようにしてください。

あなたの存在の認知・考え方に客観的な部分があるかなど、あなたの親御さんのしていることからチェックしてみましょう。

子の存在価値の否定

毒親は子どもを無能で何をやってもダメな人間と思いたがり、基本的には子の存在価値を認める姿勢はなく否定的です。

子どもが物事をはじめる前から「無理」と言い諦めさせようとする姿勢なら、親の干渉には悪意が込められているかもしれません。

自分本位な善悪の判断

毒親は自分中心で物事を判断する傾向が高く、善いか悪いか決めるのも自分の考えで決定します。

あなたや他人が持つ善悪の意見を参考にしようとはせずに、自分本位な判断を押して子どもにも無理やり認めさせようとします。

HSPは毒親にとって欲が満たしやすい

毒親と言われるタイプは反論や無視されることが嫌いで、そういった反応を示さないHSP気質の人は欲を満たしてくれる理想の存在なのです。

他人の心の痛みが分かるからこそ慎重な対応をする繊細な点を侮り、何をしても大丈夫と安心して抑圧してくるのでしょう。

繊細さが無力と映る

HSP気質の人は相手を理解するために人の話をよく聞きますが、自分しか受け入れられない毒親には繊細なその気遣いが「無力で自己主張できないから」と映ります。

人の話を聞き入れるタイプであるのなら、親の言うことにも言い返したりしないと思っているのです。

思い通りにできる

相手のペースに従ってしまうというのはあなたの悩みの種かもしれないように、繊細な気質は押しが強いタイプには思い通りになりやすい面があります。

毒親は自分の人生の不満を子どもの人生を狂わせることで解消したいため、本来は本人に良くない選択を我が子にさせたがります。

他人の意見に流されやすい性質は自分の希望通りに操りやすく、他に兄弟姉妹がいてもHSP気質の人が集中的にターゲットになるでしょう。

毒親に支配されないために必要なこと

自分の人生を毒親に支配されないためには、何が必要なのかをまとめていきます。

心に毒がある親には他人を理解しようとする気持ちが少なく、いつか分かり合えるのではという期待は持ちすぎると辛い思いをしてしまうかもしれません…。

話し合いには期待しすぎない

人間関係の問題は話し合いによる解決も重要ですが、毒親との関係に至っては話し合いは期待しすぎないことがおすすめです。

もし話し合いの場を設けたとしても否定や罵倒を受ける結果になり、より心が傷つくだけになる恐れがあるからです。

構われないために離れる

一番良いのは毒親から構われないように、実家から遠い場所に越す・ 連絡を取り合わないようにするなど離れてしまうことです。

お互いの間に距離を作ることで干渉されにくくなり、何かと口を挟まれる心配もなくなるでしょう。

自分での成功経験を持つ

毒親の支配する手法は子どもの自我を奪い、自信を持たせないようにするものです。

その呪縛から解放されるには自分で何かをやり遂げ、あなた自身の力で成功したという経験を持つことでしょう。

最初は小さな目標を立てて実現してみるようにし、最終的には大きな成功体験を得られるように努力してみてください。

まとめ

一見すると子どもが心配で過保護になっていると見える親の行動は、実際は子どものためではない毒親のエゴ行為であるのかもしれないです。

もう成人しているのにいまだに親御さんからの干渉が強いという場合、HSP気質ゆえに長年毒親のターゲットになっている可能性も想像してみた方が良いでしょう。

良心的なHSP気質の人にとって、自分の親を毒親と考えるのは心が痛むことかもしれません。

しかし親が毒を含んであなたに接しているのであれば、自分の人生を守るために支配から脱出することが大切です。

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