【強い緊張にも効果的!】イメージを使った緊張のほぐし方とは?

しょう
こんにちは、精神科医しょうです。私は普段、精神科での外来を行い、7万人以上インスタやvoicyのフォロワーさんに対しHSP気質に関する発信、書籍の出版を行っています。

突然ですが、今こんなお悩みを抱えていませんか?

  • 「大事な場面になると、極度に緊張してしまう・・・」

いかがでしょう?誰でも大事な場面の前では、緊張してしまうものです。

しかし、その緊張が極度の緊張なのであれば、上手く力を発揮できないこともあるでしょうから、何とかしたいですよね。

深層心理の理解

緊張をほぐすために、まず1番大切なことは、「深層心理の理解」です。

なぜ極度に緊張してしまうのかを考えてみましょう。

一体どのような理由が思いつきますか?

少し考えてみてくださいね。

・・・思いつきましたか?

例えば、こんな感じでしょうか?

  • 「大事な会議の司会役に抜擢され、上手く進行しないといけないから」
  • 「大事なプレゼンであるため、失敗できないから」
  • 「大事なお得意様であるため、失礼のないようにしないといけないから」

色々あるかと思います。

しかし、これらは、あくまでも表層的な理由でしかありません。

先程もお伝えしましたが、緊張をほぐすために1番大切なことは、「深層心理の理解」です。

より深い部分を考えてみよう

より深い部分、深層心理を改めて考えてみてください。

・・・思いつきましたか?

例えば、深層心理では、このように感じているかもしれませんね。

  • 「司会役として上手く進行しないと、上司に評価されないから」
  • 「上手くプレゼンしないと、他の人の前で恥をかくから」
  • 「大事なお得意様に失礼があったら、後で上司に怒られるから」

いかがでしょう?

何か思い当たる節はありましたか?

深層心理を考えることは、なかなかないかと思いますので、少し難しかったかもしれませんね。

しかし、このように深層心理を探ることが、まず何よりも大切です。

大事な場面になると、極度に緊張してしまうというその本当の原因、深層心理が見えてくると、そこに対処していくこともできるというものです。

表層的な理由に対処したとしても、根本的な解決には至りません。

そのため深層心理を理解することは、極度の緊張にお困りの方にとっては、避けては通れない課題であるとも言えるかもしれません。

イメージを使った緊張のほぐし方とは

さて、ではここからは、イメージを使った緊張のほぐし方を1つお伝えしたいと思います。

深層心理の重要性が分かったとは言え、実際に困った時の対処法も知りたいはずですからね。

非常にシンプルなやり方ですので、簡単に取り入れられるはずです。

ぜひ緊張した時に実践してみてください。

イメージを使った緊張のほぐし方というのは「今この緊張している状況よりも、もっと過酷でプレッシャーがかかり、つらい状況をイメージする」というものです。

  • 「大事な会議の司会役に抜擢され、上手く進行しないといけない・・・」
  • 「大事なプレゼンであるため、失敗できない・・・」
  • 「大事なお得意様であるため、失礼のないようにしないといけない・・・」

確かにこれらも非常にプレッシャーのかかる状況です。

緊張も当然するでしょう。しかし、ここでイメージしてみましょう。

  • 「今から世界のトップ企業の社長を前にスピーチしなければならない状況」
  • 「日本という国を背負ってスポーツをしている姿」
  • 「明日から1人で商品の企画から製造、営業なども全てこなさなければならない状況」

・・・どうでしょう?

現実にあり得るかどうかは問題ではありません。

そのことに強く入り込めること、強くイメージできることが大切です。

さて・・・どうですか?

今イメージしたことに比べると、現実に起こっている状況は、まだ気が楽だと思いませんか?

これは、短時間のうちの比較誤差を利用したものです。

  • 例えば、重い物を持った後に軽い物を持つと、より軽く感じます。
  • 足に重りを付けて過ごした後、重りを外して走ったりジャンプすると、いつもより足が軽く感じます。

脳の錯覚によって引き起こされる知覚の変容ですね。

このことを「筋運動感覚残効」と言うのですが、こは心理面にも言えることでしょう。

  1. 今の状況よりももっと過酷でプレッシャーがかかり、つらい状況を強くしっかりとイメージする。
  2. そしてその後、今の状況を冷静に振り返ってみる。すると、当初の緊張感が少し楽になります。
  3. ポイントは、しっかりとイメージすること、そのことにのめり込めるぐらい強くイメージすることです。さも現実であるかのごとく、想像してみてください。

そのイメージしたことと現実の差が大きければ大きいほど、より緊張をほぐしてくれるはずです。

ぜひ緊張する場面で実践してみてくださいね。

まとめ

緊張しいな人は、まずは何より「深層心理の理解」を心掛けましょう。

それが分からないことには、今後もきっと極度に緊張してしまう可能性大です。

深層心理が分かったら、またそこから対処していきましょう。

あくまでもイメージすることなどは、一時的な対症療法のようなものです。

もちろんそれも大切ではありますが、「深層心理の理解」という、「原因療法」もお忘れなく。

私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。

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