「HSPゆえの不安」その対処法とは?

突然ですが、皆さんは不安を感じたことはありますか?

さすがに全くないという方は、いないのではないかと思います。

誰しも1度はあるのではないでしょうか。

この不安ですが、将来に対しての不安というところで、この言葉がよく使われているかと思います。

  • 「新しい職場でうまくやっていけるかな・・・」
  • 「仕事が見つかるかな・・・」
  • 「病気になったらどうしよう・・・」

どれも将来(未来)に対して感じているものであることが、お分かりいただけるのではないでしょうか。

不安と恐怖の違い

不安というのは、対象のない漠然とした不快な感情のことを言います。

その原因があまり明確ではないとされており、予期的です。

それに対して恐怖は、対象があります。

ある程度その対象が明確です。

例えば、「上司が怖い」「おばけが怖い」

このような形で、その対象が明確な上で使われることが多いかと思います。

それに対して不安は、先程お伝えしたように「新しい職場でうまくやっていけるかな・・・」「病気になったらどうしよう・・・」

このような形で、将来(未来)という対象のないものに対して、予期的な意味合いで使います。

  • 「不安は対象がなく、予期的な感情」
  • 「恐怖は対象があり、実際に知覚された感情」

このように定義できます。

不安も恐怖も隣接した感情なので、少し分かりにくい、ややこしい部分もあるかと思いますが、精神病理学的には、しっかりと明確に分かれているんですね。

HSPさんは不安を感じやすい気質

この不安ですが、HSPさんは人よりも不安を感じやすい気質と言えるかもしれません。

想像力が豊かで深く考える傾向がありますから、将来のこと、未来のことをどうしても考えてしまうのではないでしょうか。

  • 「新しい職場でうまくやっていけるだろうか?」
  • 「知らない土地まで上手くたどりつけるだろうか?」
  • 「1ヶ月後のプレゼン、うまくいくだろうか?」

あれこれ頭の中で考えてしまい、不安を感じてしまうかもしれませんね。

しかし大丈夫です。

そんな時は、以下のような対処法を試してみてください。

HSPさんに試してほしい不安の対処法

①不安を感じていることを認識する

→「鼓動が速くなっているな」「呼吸が浅くなっているな」

そういったことを感じ取りましょう

  • 今、自分は不安を感じているんだと認識することが大切です

不安を認識していなければ、対処したくても対処のしようがありません

②不安を受け止める

→①で感じた不安を受け止めましょう

逃げないことが大切です。逃げれば逃げるほど、不安は強く、そして大きくなります

「不安を感じても良いんだ」「不安は感じても良いんだ」

そう思うことが大切です

③不安は自分の心が作り出したものにすぎないことを意識する

→今感じている不安の大半は、現実にはなりません

「心配ごとの9割は起こらない」そう言いますよね

不安は自分の心が作り出しているのだと意識してみましょう

④深呼吸を行う

→鼻から吸って、口からゆっくり吐きましょう。吐く時の方が大切です

「5-5-5」「7-11」など、自分に合った方法を見つけてください、色々ありますよ♪

⑤瞑想、ヨガ、音楽鑑賞、運動などを行う

→自分に合う方法を見つけましょう

体を動かすことが不安解消に繋がる方もいれば、ゆっくり瞑想をしたり、音楽を聴くことが不安解消に繋がる方もいます

あまりかたく考えすぎず、臨機応変に対応することが大切です

⑥人間関係による不安の場合には、その原因となる人となるべく距離を置く

→やはりこちらがどれだけ努力したとしても、不安となる原因が人である場合、その人と関わり続ける限り、不安がつきまといます

  • 「必要以上に付き合う必要はない」

そんな意識を持ち、距離を置く選択肢も持ちましょう

いかがでしょうか?

身に付けるまでには時間がかかるかもしれませんが、どれも比較的実践しやすいことなのではないでしょうか。

大切な事は不安をゼロにしようとしない事

そしてここで大切なことは、不安をゼロにしようとしないことです。

不安があるから危険を回避しようとすることができますし、そのための努力を重ねることができます。

不安は、人間が生きていく上で非常に重要な感情の1つです。

HSPゆえに不安を感じることも多々あるかと思いますが、不安をゼロにしようとするのではなく、上手く付き合っていく姿勢を持ちましょう。

過度な不安への恐れは、些細な不安すらも見過ごせなくなり、日常生活に支障を与えてしまいます。

注意していきましょうね。

まとめ

HSPゆえに不安を感じることもあるかと思いますが、不安は誰もが感じるものであること、人間にとって非常に重要な感情の1つであることを認識しましょう。

その上で不安を感じた時には、今回お伝えした6つのステップを試してみてください。

①不安を感じていることを認識する

②不安を受け止める

③不安は自分の心が作り出したものにすぎないことを意識する

④深呼吸を行う

⑤瞑想、ヨガ、音楽鑑賞、運動などを行う

⑥人間関係による不安の場合には、その原因となる人となるべく距離を置く

皆さんの不安が少しでも楽になるようお祈りしています。

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