【人見知りの悩み解消!】自己開示の4つのステップとは?

しょう
こんにちは、精神科医しょうです。私は普段、精神科での外来を行い、7万人以上インスタやvoicyのフォロワーさんに対しHSP気質に関する発信、書籍の出版を行っています。

HSPさんの中で、人見知りに悩む方も多いのではないでしょうか?

※もちろん、HSEさんや、HSS型HSEさんのように、外向的であったり、外向的かつ刺激を求めるようなケース、比較的積極的に人と関わるのが好きなタイプの方もいます。

なので、一概には言えません。

しかし、内向型のHSPさんは、人見知りであることが多いのではと思います。

ここでお伝えしておきたいことは、人見知りであることは、決して悪いことではないということ。

人見知りだからと言って、自分を卑下する必要は全くありません。

そこは最初にお伝えしておきますね。人見知りでも全く問題ありません。

ただ、そうは言っても、仕事やプライベートにおいて、人見知りゆえに少々困ってしまうこともきっとありますよね。

  • 「職場の人と深い関係を築くことができず、いつも孤独を感じてしまう・・・」
  • 「ママ友と話すことはできても、仲が良いとは言えないように感じてしまう・・・」

きっと思い当たることもあるのではないでしょうか?

人見知りであることは全く問題ありませんが、折り合いは付けていく必要があります。

孤独を感じたり、どこか生きづらさを感じているのであれば、それに対処する必要はありますよね。

そこで今回は、人見知りである方に役立つ4つのステップをお伝えしたいと思います。

ぜひ日常生活に取り入れてみてください。人間関係が変わってくるはずですよ。

人見知りの悩み解消には自己開示がオススメ

まず最初に押さえておきたい言葉があります。

それは、「自己開示」です。

自己開示とは、自分のありのままをさらけ出すことを言います。

そして、自己開示には以下のようなメリットがあります。

  • 思考の整理
  • 新たな考え方の発見
  • カタルシス効果(感情の浄化)
  • 人間関係の構築

恐らくここまでは、何となく知っている方も多いのではないでしょうか。

しかし、そこから更に自己開示について深掘りしたことは、あまりないはず。

なので、今回はもう少し深掘りしていきますね。

先程お伝えした4つのステップについてです。

自己開示の4つのステップ

4つのステップとは、自己開示の4つのステップを指します。

人見知りな方は、この4つのステップを踏みながら、自己開示していくと良いでしょう。

趣味・嗜好

  • 「趣味は○○なんです」
  • 「芸能人で好きなのは、○○さんです」
  • 「好きな食べ物は、○○です」

このように比較的手軽に、当たり障りなく会話をできる内容であり、自身が傷つくことも基本的にはありません。

名刺交換程度のレベルとも言えるでしょう。

困難な経験

  • 「学生時代に大ケガをしました」
  • 「パワハラを経験したんです」
  • 「最近、事故に遭いまして・・・」

本人の努力や能力、人格などとは関係しない外的な要因も関係するため、比較的自己開示のレベルとしては低く、話しやすい内容とも言えます。

人格には影響しない欠点や弱点

  • 「字が汚いんです」
  • 「声が小さくて聞き取りづらいとよく言われるんです・・・」
  • 「運動音痴なのでスポーツは苦手です」

本人の人格が影響している欠点や弱点というほどではないため、比較的話しやすいと感じる人もいるかもしれません。

しかし、本人の中にある「弱み」とも言えるため、自己開示のレベルとしては、それなりに深いと言えるでしょう。

自身の性格や能力の否定的側面

  • 「親の顔を見ると、ついイラッとしてしまうんです」
  • 「妻/夫と一緒にいると、すぐケンカになるんです」
  • 「他人に対して、素直になれないんです・・・」

これらは、本人の人格や社会的な評価にも影響しかねないため、非常に自己開示のレベルとしては、高いものです。

信頼できる関係でなければ、なかなか開示は難しいと言えます。

 

基本的には、この4つのステップを順番に踏みながら、自己開示していくことが大切です。

仮にこちらが相手と仲良くなりたいと思っていたとしても、相手がまだそれほどこちらに対して心を開いていなければ、いきなり④の話をすることは、逆効果と言えますからね。

それに、自分自身においても、いきなり④のような深い話をする必要はないのだと分かっていれば、少し気持ちが楽ですよね。

段階を追いながら、徐々に深い話をしていけばOKです。

ちなみにですが、自分が相手から見られたいように、意図的に情報を開示すること、印象を操作するように振舞うことは、自己呈示です。

自己開示とは違いますので、注意しましょう。

自分をありのままにさらけ出すことが「自己開示」です。

その自己開示によって、他者とより深い関係を築くことができますので、人見知りな方はぜひ意識してみてください。

まとめ

人見知りな方は、「自己開示」を意識しましょう。

しかし、自己開示には次の4つのステップがあります。

  1. 趣味・嗜好
  2. 困難な経験
  3. 人格には影響しない欠点や弱点
  4. 自身の性格や能力の否定的側面

つい自己開示と聞くと、ありのままをさらけ出さないといけないと感じてしまいますが、あくまでもそれは、段階を経ての話。

いきなり深い話をする必要はないのです。

また自分自身の人格にも影響するであろう話は、信頼関係ができていると思う相手にしてくださいね。

焦る必要はありません。あなたのペースで人間関係を構築してください。

私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。

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