「休職から復職へ」復職時の目安や指標とは?

今、この記事を読んでくださっている方の中には、うつ病や適応障害などにより、現在休職中の方もいらっしゃるかもしれませんね。

とてもつらく大変な状況にあること、お察しします。

そのような中、「ようやく復職へと向けて1歩踏み出せそうな所まで来た」

そのような方もいらっしゃるはず。

きっと「ようやくここまで来た・・・」という気持ちを感じていると共に、復職への不安も同時に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

それは当然のことです。

仕事から離れている期間が数ヶ月から1年あるなどすれば、誰でも不安を感じてしまいます。

ましてや、うつ病や適応障害などの病気だったのですから、より不安も大きいことでしょう。

  • 「また以前のように働けるのかどうか?」
  • 「また職場に戻れば、うつ病や適応障害などが再発してしまうのではないか?」

様々な不安があることかと思います。

それらの不安は、否定することなく受け止めてあげてくださいね。

不安はあっても良いんです。

「不安を否定することなく受け止める」

まずはこれが大切です。では、その上で、

  • 復職に際して一体どのようなことを目安にすれば良いのか?
  • どういった状態になっていれば、復職しても大丈夫なのか?

少しばかり簡単にではありますが、お伝えしたいと思います。

これから復職する方や、今後復職に向けて動き出そうとしている方は、良かったら参考にしてみてくださいね。

個別に判断することの大切さと復職の判断基準

まず、1番大切なことは、個別に判断することです。

人それぞれ置かれている状況も違えば、本人や職場などの考え方も違いますからね。

個別に判断することは、大前提として頭に置いておいてください。

その上でですが、復職に際しての判断基準の例はこちら。

  • 労働者が十分な意欲を示している
  • 通勤時間に1人で安全に通勤ができる
  • 決まった通勤日、時間に就労が継続して可能である
  • 業務に必要な作業ができる
  • 作業による疲労が翌日までに十分回復する
  • 適切な睡眠覚醒リズムが整っている、昼間に眠気がない
  • 業務遂行に必要な注意力・集中力が回復している、など
引用:~メンタルヘルス対策における職場復帰支援~改訂
心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き
厚生労働省 独立行政法人労働者健康安全機構

当然ですが、主治医の判断もお忘れないようお願いします。

病気のことに関しては、やはり主治医の判断は大切です。

しかし、職場のこと、その内部の事情に関しては、当然主治医には分かりかねることも多々あります。

ですので、主治医の判断を鵜呑みにしすぎず、職場の上司ともしっかり相談して、総合的に判断してください。

普段の生活に関しては、ご家族やパートナーがいらっしゃる方は、そういった方の判断も大切かもしれませんね。

よく話し合ってみてください。

復職する際には配慮してもらうと良い点とは?

ではもう1点、大切なことをお伝えしたいと思います。

復職される際に配慮してもらうと良い点についてです。

徐々に馴らしていくことが大切ですので、もし可能であれば、調整してもらってください。

当然、各企業、各職場によって対応は異なるかと思いますので、そこはお忘れなく。

その上で、就業上の配慮の例はこちら。

  • 短時間勤務
  • 軽作業や定型業務への従事
  • 残業、深夜業務の禁止
  • 出張制限
  • 交替勤務制限
  • 危険作業、運転業務、高所作業、窓口業務、苦情処理業務などの制限
  • フレックスタイム制度の制限または適用
  • 転勤についての配慮、など
引用:~メンタルヘルス対策における職場復帰支援~改訂
心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き
厚生労働省 独立行政法人労働者健康安全機構

上記のような内容は、もし可能であれば、調整してもらってください。

やはり復職したとは言え、まだ病み上がりの状態です。

配慮してもらうことが可能なのであれば、配慮してもらっておいた方が間違いはないでしょう。

真面目で責任感が強いあなたへ

復職は、とても勇気が必要なことですし、不安も大きいものです。

うつ病や適応障害になられた方は、とても真面目で責任感があります。

その真面目で責任感があるがゆえに、人に頼ることを苦手とする方も多い印象です。

人に上手く頼れずうつ病や適応障害になった可能性も少なからずあるでしょうから、今度は上手く人に頼れるようになれると良いですね。

復職したら、時には人に頼ることもお忘れなく。

そして、無理せずあなたのペースで進んでいきましょう。

応援しています。

まとめ

  • 休職から復職する際には、主治医、職場の上司、家族、パートナーなどとしっかり話し合って決めましょう。
  • そして、復職したら、徐々に体を馴らしていくために、勤務形態や業務内容などの配慮をしてもらうこともお忘れなく。
  • 恐らく事業者側がその辺りは配慮してくれるかと思いますが、そうではないケースもありますので、ご自身からも伝えてみたり、確認してみてください。

あなたの代わりはいません。

上手に人に頼って、ご自身の体調優先でお仕事に臨んでください。

応援しています。

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