【HSP気質の可能性】「気にし過ぎ」と言われるあなたはもしかして…?

こんにちは、精神科医のしょうです。

今回は「HSP気質かも?」と思われる人について、色々と解説していきます。

精神的に傷つきやすいHSP気質はとても心配性な部分があるので、「自分は色々と気にし過ぎているかもと感じるあなたはHSP気質の可能性が高いかもしれませんね。

あなたが気にし過ぎるタイプの人であれば、「もしかして精神的な病気?」と考えてしまうことがあるでしょう。

HSP気質を持っている人は病気ではないので、その特徴を知りあなたが当てはまるか調べてみてください。

該当していたら最適な対処法を取り入れることによって、あなたの人生を生きやすくできます!

HSP気質の特徴は「繊細過ぎる」

自分がそうである可能性があるあなたが気になるHSP気質について、「特徴とは?」「原因はあるのか?」など取り上げていきましょう。

HSP気質とは何なのか

HSP気質は大まかに表現すると「繊細過ぎる」タイプとなり、主に見られる特徴は以下であげる4つのものがあります。

  • 外部からの刺激を過剰に受けてしまう
  • 他人に対して強い共感力があり感受性も強い
  • 全体的な感覚面が敏感過ぎる
  • 物事を深く思考し過ぎてしまう

生活の中で様々な刺激を感じやすい上に、受けた刺激が精神面でもろにダメージとしてきやすいのです。

この気質を持っている人の多くは「生きづらい」と感じていますが、感覚・精神面で落ち着く暇がないので疲れてしまうからでしょう。

HSP気質の原因はある?

先にHSP気質について病気ではないと解説していますが、これは生まれたときからの性質なので精神病では決してありません。

「何か原因はないの?」ときかれれば、深く関わるのは先祖代々の遺伝・個人の心身の構造

などです。

気にし過ぎるタイプのあなたが持っているかもしれない「自分は病気では?」という不安に対して、生来の性質であるので「そうではありませんよ」と回答させてもらいましょう。

ただしHSP気質のせいでひどくストレスを抱え込んでしまえば、それが引き金となってうつ病などにかかる可能性は否定できないです。

HSP気質の可能性が高い人

特徴などからふまえてHSP気質の可能性が高い人は、どのような思考や行動が見られるか掘り下げてみましょう!

普段のあなたの様子と比較してみて、「一致している部分が多い!」という場合はHSP気質だと考えられます。

思考面や行動面について

HSP気質を持っている人は、このような思考や行動を取ることが多いです。

  1. 他人の何気ない言葉でも、マイナスに受け止め落ち込んでしまう
  2. どちらかというと涙もろい方で、本や映画の内容にも感情移入して泣いてしまう
  3. 誰かといると家族や友人でも気を遣い、人付き合いは精神的に疲れてしまう
  4. たくさん人がいる場所や騒がしい場所は落ち着かない
  5. 他人が傷ついたり泣いているのを見ると、気持ちが落ち込んでしまう
  6. 誰かと接するときは相手の空気を読み、つい話を合わせてしまう
  7. 強い匂いが漂っていると、吐き気などを感じてしまう
  8. 小さな生活音や日光など、ささいなことが気になり集中できない
  9. 服の生地などで不快な感覚がするものは、気持ちが悪く耐えられない
  10. 持ち物や書類などきちんと準備しても、問題ないか何度も確かめてしまう
  11. 何かに取りかかる際は情報など調べてからでないと、不安で行動することができない

いかがでしょうか?あなたと該当する部分は多いですか?

「どうも自分はHSP気質のようだ」という結果が出たら、後ほどご紹介する対処法を活用してみてください!

HSP気質の診断の注意

自分では当てはまりそうな気がしても実際にあなたがHSP気質か悩む場合は、こちらのチェックリストをやってみてください。

【簡単に診断】もしかしてHSPかも?チェックリストをやってみよう!

注意として「HSP気質」は医学的に成立している言葉ではなく、また病気とは違うので治療するものではないという認識でいましょう。

うつ病など併発していれば、適した治療について精神科での相談をお勧めします。

HSP気質は対処法で生きやすくなる!

気にし過ぎるタイプのあなたもHSP気質である人の多くがそう思うように、「生きづらい」と感じるときがあるのではないでしょうか?

繊細過ぎると中々心を休められないので、疲れてしまいますね。

あなたのつらさを緩和するための対処法として、

・他人の意味のない言葉や態度は気持ち的に無視する

人付き合いは本当に信頼できる人たちのみにする

・親しくない相手との接するときは心理的な距離をおく

・気になる音が入りにくくなるアイテムを使う(イヤーマフなど)

・スマホ・PC・テレビなど使う時間を減らし刺激を減らす

・一人でゆっくりできる時間を作りリラックスする

大した内容ではないので「効果があるの?」と疑問があるかもしれませんが、実践してみると何かしらの変化を感じられるようになっていきます。

HSP気質があること、気にし過ぎるタイプであることは周りの人を思える性質でもあるので、決して悪いことではなく良い意味がある気質ととらえましょう。

対処法であなた本人の心をうまく守りながら、生来持ったあなたの優しい気質を大切に生きていってくださいね。

 

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