今回は不安をゼロにするのではなく、不安と“上手に”付き合う方法です。
不安をゼロにする、不安を全く無いものにすることは、あまり現実的とは言えません。
不安は人間にとって必要な感情だからです。不安を感じるから危険なことから回避することができるからなんですね。
なので、より現実的な“上手に”付き合うということをこの記事を通して学んでいただければと思います。
不安と上手く付き合う方法「AWAREテクニック」とは?
今回皆さんにお届けするのは、「AWAREテクニック」と呼ばれる方法です。
この方法は、不安を感じている方に有効です。
不安を感じると人は行動できなくなります。
- 「上手くいくかな・・・」
- 「失敗するかもしれない・・・」
- 「私なんかじゃ・・・」
そういった感情が芽生え、行動することができなくなってしまうんですね。
しかし、AWAREテクニックを使えば、不安に上手く対処することができるようになり、尚且つ行動できるようにもなっていくことが可能です。
では詳しくAWAREテクニックを見ていきましょう。
「AWAREテクニック」5つのステップ
- Accept(受容)→不安を受け入れる
- Watch(観察)→判断することなく、不安を観察する
- Act(行動)→まるで不安などないかのように、不安を抱えたまま振舞う
- Repeat(反復)→①~③の繰り返し
- Expect(期待)→現実的な期待をする
例に当てはめて説明していきますね。
①Accept(受容)→就職することへの不安をそのまま受け止めます。
- 「就職することに不安を感じているんだね」
- 「就職することに不安を感じても良いんだよ」
②Watch(観察)→就職することへの不安に善悪など付けることなく、ただただ不安を観察しましょう。
- 「あぁ、私は今就職することに対して不安を感じているんだ」
③Act(行動)→就職することへの不安など感じていないかのように、何事もなかったかのように振舞います。
- 友人から遊びの連絡があれば、外出して一緒に遊んだり、食事にも一緒に出かけましょう。
④Repeat(反復)→①~③のステップを繰り返します。不安を受け入れ、その不安に善悪など付けることなく観察し、何事も無かったかのように振舞いましょう。
- ①~③のステップを繰り返しているうちに、不安があっても友人から連絡があれば外出できる自分、ある程度普段通りの生活ができる自分に気づけます。
⑤Expect(期待)→現実的な期待をしましょう。
上記4つのステップを踏んだからと言って、いつも最善の結果が得られるわけではありません。
時には、外出できないこともあるでしょうし、食欲が湧かないこともあるでしょう。
それらを見越した上で、現実的な期待をすることが大切です。
それが不安と“上手に”付き合うということです。
「AWAREテクニック」を不安を感じる状況に当てはめてみよう
他に不安を感じている状況下においてもやり方は同じです。
- Accept(受容)→転勤することへの不安をそのまま受け止めます。
「転勤することに不安を感じても良いんだよ」 - Watch(観察)→転勤することへの不安に善悪など付けることなく、ただただ不安を観察しましょう。
「あぁ、私は今転勤することに対して不安を感じているんだ」 - Act(行動)→転勤することへの不安など感じていないかのように、何事もなかったかのように振舞います。職場ではいつも通り上司や同僚、部下と接し、いつも通り仕事をすることを意識しましょう(その意識が大切)
- Repeat(反復)→①~③のステップを繰り返します。不安を受け入れ、その不安に善悪など付けることなく観察し、何事も無かったかのように振舞いましょう。
- Expect(期待)→現実的な期待をしましょう。「仕事のパフォーマンスが良い時もあれば、悪い時もある」「しかし、それは当然のこと」そういった気持ちが大切です。
不安というのは、どこまで行ってもなくなることはありません。
ですから、不安を受け入れる姿勢が大切です。
不安を受け入れた上で、“上手に”対処していきましょう。
そうしているうちに、不安があっても良いのだと思えるようになり、不安の強さも以前より楽になっていくはずです。
ぜひ意識してみてくださいね。
まとめ
- 不安を感じた時は、「AWAREテクニック」をお試しください。
- ①Accept(受容)→②Watch(観察)→③Act(行動)→④Repeat(反復)→⑤Expect(期待)この流れです。
- 不安を感じつつも“上手に”対処できる自分、不安があっても行動できる自分に気づくことができるはず。
不安を受け入れながら上手に付き合っていく「AWAREテクニック」は、きっとあなたの味方になってくれるはずですよ♪
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?
「他人の顔色ばかりみてクタクタ」
「自分の意思で生きられない」
「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」
そんなあなたはこちらの記事を読んでみてくださいね。
あなたが「自分軸で気楽に生きられるようになる」ことを願っています♪