突然ですが、あなたの周りにはポジティブな性格の人はいますか?
挑戦することを恐れず、失敗してもくよくよしない、常に前向き、そんな人です。
そういう人を見ると、「自分はダメだな・・・」「何をしているんだろう」
そう思うこともあるかもしれませんね。
自分のネガティブさに打ちひしがれそうになることもあるのではないでしょうか。
しかし安心してください。
あまりにもポジティブが過ぎると、それはそれで良くないことが分かっています。
常にポジティブな人はいない
それに何より、常にポジティブな人はそうそういません。
あなたが他の人に対してそうであるように、他の人もあなたの前ではそれを見せないようにしているだけです。
家族や友人、心を許している人には弱みを見せることもあるでしょうが、人は基本的には他人に弱みを見せたりはしません。
特に職場のような公的な集まりの場では、まず見せることはないでしょう。
そうです。人は弱い部分もあるのです。
ネガティブになることも当然あります。まずはそのことを知っておいてください。
ネガティビティ・バイアスとは?
「ネガティビティ・バイアス」という言葉を聞いたことはありますか?
例えば、「A:50万円が無条件で手に入ります」という選択肢と「B:コインを投げて表なら100万円が手に入りますが、裏なら0円です」という選択肢があった場合。
どちらを人は選ぶ傾向があるか?
多くの人は、Aを選びます。それは、「損をしたくない」という心理が働くからです。
Bを選び、仮に1/2の確率で100万円が手に入ったとしても、1/2の確率で何も手に入らない、0円の可能性もあります。
何も手に入らない(0円)というネガティブな情報がポジティブな情報(100万円が手に入る)よりも優先されたということです。
ネガティビティ・バイアスは色々な事に当てはめれる
他にも分かりやすい例を挙げると、夫婦喧嘩をしたとしましょう。
その時、相手の嫌なところばかりに目が行きませんか?
お皿を片づけない、掃除をしない、返事をしない、靴下を脱ぎっぱなしにしているなど、相手の嫌なところばかりに目が行くはずです。
仕事をしている人なら、たった1人、たった1人同僚から嫌な言葉を言われたことで、その日1日の気分が台なしになってしまったという経験があるのではないでしょうか?
接客業なら、ほとんどのお客様は良い人にもかかわらず、たった1人の悪質なクレーマーのせいで、その日1日の気分が台なしになったり、ひどい場合にはその仕事自体が嫌いになってしまうこともあるかもしれません。
このように人は、ネガティビティ・バイアスと呼ばれるネガティブな情報を優先する傾向があることを知ってください。
決してあなたが弱いからだとか、あなたの性格に問題があるというものではありません。誰にでもある特性なんです。
ネガティブ思考にとらわれないためには?
そうは言っても、常にネガティブな情報ばかりを優先し、ネガティブ思考にとらわれていてはいけませんよね。
心が病んでしまいます。
もしあなたがネガティブ思考にとらわれたくないなら、ベネフィット・ファインディングを意識してみましょう。
そしてそれを習慣づけるのです。
- つらい出来事や逆境が自分になぜ起きたのか?
- その理由を理解しようとしたり、そこに何らかの意味づけをしたり、時にはそこに肯定的な変化を見つけ出そうとすること。
それがベネフィット・ファインディングです。
ベネフィット・ファインディングを習慣づけるために
ベネフィット・ファインディングを意識するだけでは、習慣にすることはなかなか難しいと言えます。
そのため習慣づけるには、ぜひノートや手帳に書き出すようにしましょう。
書き出すタイミングは、出来れば1日の終わり。
そうすることで1日を良い形で終えることができます。
たとえ仕事やプライベートで何か嫌なことがあったとしても、その中から何かベネフィットを見つけ出そうとする姿勢が大切です。
- 仕事で上司に怒られたけど、その分誰よりも働いた
- 仕事でミスをしてつらかったけど、お客様の前ではそれを出さず、笑顔で頑張った
上記のようにノートに書き出してみてください。そしてこれを毎日続けてみましょう。
もし無理そうなら、思い出した時だけでもokです。
そういった習慣があなたがもしネガティブ思考に悩んだ時に役に立つのです。
脳が勝手にベネフィット・ファインディングをしてくれるようになるはずですよ。
まとめ
人間は皆、ネガティブな情報に自然と引き寄せられるネガティビティ・バイアスを持っています。
そのため、自分だけがネガティブに感じているわけではないと理解することが大切です。
その上で、ポジティブな面を見つけ出す「ベネフィット・ファインディング」を意識し、日常生活に取り入れることが重要なんですね!
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
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あなたが「自分軸で気楽に生きられるようになる」ことを願っています♪