- 「言いたいことを言えるようになりたい」
きっと多くの方がそう思ったことがあるのではないでしょうか?
上司に対して、パートナーに対して、友人知人に対して・・・
言いたくても言えないことがきっと山ほどあることでしょう。
そういった人達のおかげと言っては誇張しすぎかもしれませんが、間違いなく、そこでグッとこらえてくれる方がいるからこそ、その場が上手く収まることはあるものです。
みんながみんな言いたいことを言ってばかりでは、衝突が起きてしまいます。
世の中がうまく回らないでしょう。
では、いつもあなたばかりが我慢していれば良いのかと言うと、決してそんなことはありません。
あなたにも意見を言う権利があります。ですが、その「意見を言うのが苦手・・・」
そんな方がこの記事を読んでくださっていることかと思いますので、上手に意見を言えるようになるための方法をお伝えしたいと思います。
- 「言いたいことを言えない」
そんな方にとってきっと役立つ内容かと思いますので、ぜひ最後までチェックしていただければと思います。
アサーティブな発言を目指すこと
言いたいことを言えない人が目指すべきは、「アサーティブな発言」です。
非常にバランスの良い発言と言えます。
その一方、アグレッシブ型とノン・アサーティブ型と呼ばれる発言があります。
- アグレッシブ型
→攻撃的な発言のこと。相手に対して高圧的で自分本位な発言をとります。自己中心的と言えるでしょう。 - ノン・アサーティブ型
→非主張的な発言スタイルのこと。いつも自分を後回しにしがちで、相手の意見を優先してばかりなことが多いものです。そのため、生きづらさやストレスを感じやすい傾向があります。
皆さんが目指すべきは、アサーティブな発言。
“自分も”“相手も”尊重した発言をできるようになりましょう。
DESC法とは?
アサーティブな発言を目指す上で非常に役立つ会話技法があります。
それは、「DESC法」
DESC法とは、下記4つの頭文字を取ったもの。
- Describe(描写する)
- Explain(説明する)
- Specify(提案する)
- Choose(選択する)
1つずつ説明していきます。
- ①Describe(描写する)
→Describe(描写する)は、解決しようとしている課題に対して、現状の状態や相手の行動を客観的に描写した上で事実のみを伝えることを表します。自分の感情や憶測で話をしないことがポイントです。
- ②Explain(説明する)
→Explain(説明する)は、①Describe(描写する)した客観的事実に対して、自分の意見や感じていることを伝えることを表します。ただし、感情的になっては本末転倒なので、あくまでも冷静に伝えることを意識しましょう。Explain(説明する)だけでなく、Express(表現する)、Empathize(共感する)などと表現することもあります。
- ③Specify(提案する)
→Specify(提案する)は、課題を解決できるような現実的な代替案を伝えることを表します。同じ意味であるSuggestで表現することもあります。
- ④Choose(選択する)
→Choose(選択する)は、相手が提案を受け入れた場合と受け入れなかった場合、それぞれに対しての選択肢を提示することを表します。提案した内容が必ずしも相手に受け入れられるわけではありません。断られた場合も想定して、しっかり選択肢を提示しましょう。一方的な押し付けにならないよう、注意が必要です。
DESC法を活用したコミュニケーション術
では、ここからは、実際にどのようにDESC法を活用すれば良いのかをお伝えしたいと思います。
実際にあなただったらどういう言い方をするか?
そこも考えながら読み進めていただくことで、より理解も深まることと思います。
例)上司から○○(業務)をお願いされたものの、今他の業務で手いっぱいな時
- 「大変申し訳ありませんが、今他の業務で手いっぱいでして(Describe/描写する)
- 頼っていただけることは大変嬉しいのですが(Explain/説明する)
- 他の人にお願いすることは可能でしょうか?(Specify/提案する)
- もし無理そうであれば、明日であれば対応可能です(Choose/選択する)」
例)2 友人から遊びの誘いがあるものの、仕事が忙しく、遊ぶことを少ししんどいと感じている時
- 「ここ最近、仕事が忙しくて、あまり休めてなくて(Describe/描写する)
- 本当は一緒に遊びたいんだけど(Explain/説明する)
- ちょっと家でゆっくり休ませてもらっても良いかな?(Specify/提案する)
- ○月○日だったら遊べるけど、どうかな?そこが無理そうだったら、またこっちから連絡するね(Choose/選択する)」
いかがでしょうか?DESC法が一体どのようなものか?
そして、DESC法が自分も他人も尊重した伝え方であることがご理解いただけたのではないでしょうか?
DESC法を考える時のコツとして、結論となるChoose(選択する)から考えるのもおすすめです。
結局あなたと相手にとって、どのような選択肢があるのか?
それが分かると、より相手にも伝わりやすくなります。
DESC法は、あくまでも双方向のコミュニケーションです。
お互いが納得して課題を解決することが目的です。
自分の主張を押し通すものではありません。
ぜひDESC法を活用し、“あなたのことも”“相手のことも”大切にしていただければと思います。
まとめ
言いたいことを言えない人は、DESC法を活用してみましょう。
DESC法とは、“あなたのことも”“相手のことも”大切にしたアサーティブな発言です。
一方的にあなたの意見を押し付けるのでもなく、かと言って相手の意見を優先するのでもなく、お互いが納得のできるコミュニケーションを意識していただければと思います。
今後少しでも言いたいことを言えるようになれるよう、少しずつ練習してみてください。
応援しています。
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
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