こんにちは、精神科医しょうです。
それが実際パワハラかどうかに関わらず、誰でも1度はパワハラをされたと感じたことがあるのではないでしょうか。
パワハラは、被害者を精神的にも肉体的にも追い詰める行為です。
絶対に許してはなりません。
そんなパワハラですが、HSPさんは人当たりが良い方も多いですから、パワハラのターゲットにされる方もいらっしゃるかもしれませんね。
パワハラ加害者は、相手を良く見ています。
- 「大人しそう」
- 「言い返さなさそう」
- 「人が良さそう」
そんな人に対して、パワハラをしてくるのです。
では、パワハラをしてくる人は、一体どんな特徴を持っているのでしょうか?
パワハラ加害者の特徴を押さえておくことで、少しあなたの気持ちが楽になるかもしれません。
相手を知ることで、冷静に相手を見れるようになりますよ。
そもそもパワハラとは?
そもそもパワハラとは一体どのような行為を指すのでしょう?
まずはそちらを説明させていただきます。
→「優越的な関係を背景とした言動であって、業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、労働者の就業環境が害されるもの」とされています。客観的にみて、業務上必要かつ相当な範囲で行われる適正な業務指示や指導については、該当しません。
典型例としては、下記6つ。
- 身体的な攻撃→暴行・傷害
- 精神的な攻撃→脅迫・名誉棄損・侮辱・ひどい暴言
- 人間関係からの切り離し→隔離・仲間外し・無視
- 過大な要求→業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害
- 過小な要求→業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと
- 個の侵害→私的なことに過度に立ち入ること
しかし、上記6つに該当しないからと言って、パワハラではないというわけではありません。
そこは留意しておきましょう。
パワハラをする人の特徴
では、パワハラをする人の特徴をお伝えしていきます。
下記7つの特徴があります。
- 威圧的な態度を取る傾向
→パワハラをする人は、威圧的な態度により、他者を操作し、自身の意見や要求を押し通そうとする傾向があります。威圧的な態度により恐怖を与えることが、他者を操作する簡単な方法であることを知っているからです。彼ら/彼女らは、自分自身を優位に置こうとし、他者の意見や感情を無視する傾向があります。 - 利他よりも利己を優先する傾向
→パワハラをする人は、自分自身の利益や目標を追求することに重点を置きがちです。他者の感情や欲求は考慮しません。自己中心的な行動を取ることが特徴です。 - 消極的なコミュニケーションスタイル
→パワハラをする人は、積極的なコミュニケーションや対話を避けることがあります。あまりパワハラ被害者との積極的なコミュニケーションを取ることはなく、攻撃的な言葉や態度を取ることがあります。他者を尊重したコミュニケーションスタイルとは言えません。 - 非効果的なリーダーシップ
→パワハラをする人は、リーダーの資質に欠けることがあります。強い物言いによって他者に物を言わせず、従わせているだけの感が否めません。彼ら/彼女らは、チームの協力や信頼を構築することができず、結果的に仕事の生産性やパフォーマンスが低下することがあります。 - 権力の乱用
→パワハラをする人は、自身の立場や権限により他者を脅迫したり、嫌がらせをしたりすることがあります。彼ら/彼女らは、自分が支配的な存在であるという感覚を持ち、それらを利用して他者を抑圧しようとしています。 - 反省や謝罪のなさ
→パワハラをする人は、自分の行動や言動について反省や謝罪の気持ちを持たないことが多いものです。彼ら/彼女らは、自己を正当化することに長けています。 - 長期的な行動パターン→パワハラをする人は、上記のような行動傾向を長期的にわたって維持しがちです。彼ら/彼女らは、繰り返し同じような行動をすることで、複数の人を巻き込むことがあります。
いかがでしょうか?
パワハラをする人の特徴が何となくでも掴めたでしょうか?
上記7つが全てではありません。
もちろん、人それぞれ異なる傾向があります。
しかし、上記7つは、ある程度パワハラをする人全体に当てはまる特徴かと思います。
パワハラをする人の特徴を知り、冷静な目で相手を見ましょう。
冷静になることで、パワハラをする人に対する恐怖心が少し楽になるのではないでしょうか。
最後に、もしあなたが今パワハラにお悩みなのであれば、少しでも早く、誰か信頼できる人に相談するようにしましょう。
1人で抱え込まないことが大切です。
まとめ
パワハラをする人の特徴として、以下7つが挙げられます。
- 威圧的な態度を取る傾向
- 利他よりも利己を優先する傾向
- 消極的なコミュニケーションスタイル
- 非効果的なリーダーシップ
- 権力の乱用
- 反省や謝罪のなさ
- 長期的な行動パターン
上記の特徴を押さえ、冷静にパワハラをする人を見るようにしましょう。
気持ちが楽になるはずです。
“いつも”人間関係がうまくいかない人は、幼少期を振り返ってみましょう。
養育者との愛着に問題があった可能性があります。
自分ばかりを責めていた人にとって、過去に原因があったことを知ることは、とても大切なことです。
まずは知ること。そこから始めましょう。
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?
- 「他人の顔色ばかりみてクタクタ」
- 「自分の意思で生きられない」
- 「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」
そんなあなたはこちらの記事を読んでみてくださいね。
あなたが「自分軸で気楽に生きられるようになる」ことを願っています♪