【完璧主義からの解放!】失敗への痛みが軽くなる方法

しょう
こんにちは、精神科医しょうです。
本日のテーマは、
失敗への痛みが軽くなる方法です。

失敗は、誰もが経験することですよね。

これまで生きてきた中で、失敗を全くしたことがないという方は、いないでしょう。こんな失敗の経験をしたことがある方もいるのでは?

「第一志望の企業に入れなかった」

「仕事でミスをしてしまった」

「ダイエットに失敗した」

大なり小なり、失敗をしたことがあるはずです。

その失敗をした時、あなたはちゃんと立ち直ることができるでしょうか?

凹むことは、誰にでもあります。それ自体は、全く問題ありません。

しかし、問題なのは、そこから立ち直れないことです。

失敗を“悪”だと捉え、強い自己否定に走ってしまうことが問題なのです。

強い自己否定は、時にメンタル不調を引き起こします。失敗への捉え方を変えていきましょう。

 

完璧主義的思考が失敗を“悪”へと変える

失敗を“悪”だと捉えてしまう方の中には、完璧主義的思考の方が多いです。

「0か100」、100点でなければ意味がないのです。

なぜ完璧主義的思考を抱くようになったのでしょうか?

様々な要因が複雑に絡み合っているものですが、幼少期の家庭環境は、見過ごせない要因と言えるでしょう。

幼少期にあまりにも厳しい家庭環境で育つと、どうしても完璧主義的思考を抱きやすくなります。

  • 「100点を取って当たり前」
  • 「欠点などもってのほか」
  • 「人様に迷惑をかけてはいけない」

そのようにして育てられると、おのずと完璧主義的思考になっても仕方のないことです。

なぜなら、それが“当たり前”だと思うようになるから。

それぐらい、幼少期の家庭環境というのは、その人の人格形成に大きく影響を与えるものなのです。

そうして、どんどん「失敗は悪」へと変わります。

失敗することが許せない人間になってしまうのです。

 

失敗への痛みが軽くなる方法

失敗への痛みを軽くするには、どうすれば良いのでしょうか。

“失敗”をこのように捉え直してみてはいかがでしょう?

「そこから学ぶための良い機会」

失敗を悪だと捉えてしまう方は、このように考えてしまいます。

  • 「こんなこともできないなんて恥ずかしい・・・」
  • 「私は何をやっているんだ・・・」

しかし、ここで先程お伝えしたように考えてください。

「そこから学ぶための良い機会」

例えば、あなたがダイエットをしているとしましょう。

食事制限もして、ジムにも通って、頑張って体重を順調に落としていたのに、ある日仕事のストレスから、やけ食いしてしまいます。

あなたは、ひどく自分を責めてしまいます。

「なぜあのようなことをしてしまったのだろう」と。

しかし、「そこから学ぶための良い機会」だと捉えれば、以下のように考え直すことができます

・仕事でストレスを溜めると、食事に走ってしまうことが分かった(特に過食)
・仕事の○○という業務にストレスを感じていることが分かった
・ストレスへの対処が苦手であることが分かった
・やけ食いすると、余計ストレスを感じることが分かった
・やけ食いをしても、一時的に気が紛れるだけで、何も解決しないことが分かった

失敗から学ぶことは多いものです。

痛みは、私たちに“何が役に立ち何が役に立たないか”を教えてくれる存在と言えるんですね。

具体的な4つのステップ

では、ここからは、失敗への痛みを軽くする方法をさらに詳しくお伝えしていきます。

あなたも実際にノートや手帳などに書き出してみてください。

頭の中だけで考えるよりも、より気持ちが楽になるはずですよ♪

  1. まずは、現在問題になっている行動を書き出してみましょう。
    →例えば、資格取得のために勉強しているけど、いまいち身が入らない、毎日寝る前にストレッチをすると決めているけど、1週間も続かない、など。
  2. 書き出せたら、今度は、これまでにできていた行動を書き出しましょう。
    →30分~1時間は勉強できているとか、週に3回はストレッチをできている、など。
  3. 次は、今回の失敗の原因を書き出しましょう。
    →試験日がまだ先のこと過ぎて実感が湧いていないとか、仕事で疲れすぎて、ストレッチをする気力すらなかった、など。
  4. 最後に、今後の進歩のために、今回の失敗から学んだことを書き出してください。
    →試験日から逆算して考えることの重要性が分かったとか、ストレッチをする時間を無理に寝る前と決めず、風呂上がりに変更しても良いことが分かった、など。

ストレッチが続かない場合のことをまとめると、このようになります。

現在問題になっている行動→毎日寝る前にストレッチをすると決めているけど、1週間も続かない

これまでにできていた行動→週に3回はストレッチをできている

今回の失敗の原因→仕事で疲れすぎて、ストレッチをする気力すらなかった

今後の進歩のために、今回の失敗から学んだこと→ストレッチをする時間を無理に寝る前と決めず、風呂上がりに変更しても良い

ノートや手帳などに書き出す際には、上記のように書き出してみると良いでしょう。

私たちは、生きていくうえで多くの失敗をします。

時には、今まで成し遂げてきたことから後退してしまったように感じることもあるでしょう。

全てが無駄だったと感じることもあるでしょう。

しかし、失敗はそこから何かを学ぶには、とても良い機会!

成功してばかりでは、気付けなかった視点にも気づけるでしょう。

それは、自分自身に関してもそうですが、他者に関しても、です。

他人が感じる痛みや苦しみ、悩みを知る良い機会です。

失敗を学びの機会へと捉え直してみてくださいね。

まとめ

失敗への痛みを軽くするには、失敗をこう捉えてみることが大切です。

「そこから学ぶための良い機会」

失敗は、様々なことを教えてくれます。

今まで気づかなかった自分の強みや弱み、また、他人が感じる痛みについても知ることができるでしょう。

失敗への捉え方を変え、強い自己否定から解放されましょう。

私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。

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