いつの時代も「人間関係の悩み」とは、人が抱く大きな悩みごとの1つです。
何年たっても、歳を重ねても、人間関係の悩みというのは消えないものです。
しかし、この人間関係の悩みですが、少しの考え方の違いで大きく楽になります。
人間関係に“悩みづらく”なるんですね。
今回は、その少しの考え方の違いの部分についてお伝えしていきます。
人間関係に悩みがちな人が陥りがちな思考とは?
まず最初にお伝えしておきたいことがあります。
それは、人間関係に悩みがちな人が陥りがちな思考についてです。
いくつか考えられる思考パターンは考えられますが、代表的なもので言うと「二分割思考(dichotomous thinking)」。
もしかしたら、より聞き馴染みのあるのは、「全か無か思考(all-or-nothing thinking)」や「白か黒か思考(white-and-black thinking)」
こちらかもしれません。
この思考パターンを持つ人は、極端な思考に陥りがちです。
例えば、
- 「明るい性格でなければ皆から嫌われる」
- 「LINEの返信がないということは、私は嫌われているということだ」
このように考えてしまいます。
これら二分割思考は、自分を苦しめます。
なぜなら、世の中は「0か100」「白か黒」だけでは解決できない問題がたくさんあるからです。
そのことをまずは知っておきましょう。
二分割思考を改善していくためには?
二分割思考を改善していくためには、どうすれば良いのでしょう?
ここではあえて“改善していく“と表現しました。
そのため“改善していく”でOKです。
- 「二分割思考の時もあれば、そうでない時もある」
そのようになることができれば、良いんです。
ノートや手帳に書き出す習慣を持とう
さて、では二分割思考を改善していくための方法をお伝えしていきます。
ノートや手帳にこのように書き出してみましょう。
例)
- 【二分割思考の例】
→「明るい性格でなければ皆から嫌われる」 - 【この思考の反証となる具体例】
→常に明るくしていなくても、話しかけてくれる人(Aさん)がいる - 【私は○○な時もあれば、○○な時もある】
→「私は明るい性格な時もあれば、暗い性格な時もある」
いかがでしょうか?
物事は、二分割(白か黒)だけではなく、グレーな部分があることがわかります。
頭の中だけではなく、実際に書き出してみることが大切です。
手と頭を使ってみましょう。
さて、ではもう1つ例を挙げてみましょう。
例)
- 【二分割思考の例】
→「LINEの返信がないということは、私は嫌われているということだ」 - 【この思考の反証となる具体例】
→LINEの返信がなくても職場では普通に話しかけてくれるし、別の日には返信がある - 【私は○○な時もあれば、○○な時もある】
→「私はLINEの返信をもらえない時もあれば、もらえる時もある」
こちらも実際に書き出してみると、グレーな部分があることがわかりますよね。
このようにノートや手帳に書き出す習慣を持つことで、少しずつ二分割思考が改善されていきます。
ぜひ実践してみてください。
二分割思考を改善することで前提も変わる
二分割思考を改善すると、前提も変わります。
人に対する前提です。
人に対する前提というのは、世の中には良い人か悪い人しかいないというような考え(前提)のことです。
確かに良い人か悪い人という二分割思考で考えると分かりやすいのですが、実際はもっと複雑です。
- 「良い人な時もあれば、悪い人な時もある」
- 「良い人だと思っていたら、ひどいことを言ってきた」
実際は、このようなケースの方が多いものです。
前提を変えましょう。
前提が変われば、人間関係は楽になります。
「そういう人もいるよね」「そういう時もあるよね」と思えるようになります。
二分割思考を改善することは、人間関係の悩みを改善していく上で非常に役立ちます。
まとめ
人間関係に悩みがちな人は、二分割思考に陥りがちです。
しかし、世の中には、白か黒では片づけられないこともたくさんあるんですね。
二分割思考を改善するためのワークをぜひ実践してみてみましょう。
きっと物事をグレーに考えることができるようになるはずですよ!
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
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- 「他人の顔色ばかりみてクタクタ」
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