突然ですが、こう思うことはありますか?
「仕事ができるようになりたい」
いかがでしょう?
1度は思ったことがあるのではないでしょうか?
仕事ができるようになるためには、仕事のスキルや知識の向上だけでなく、同僚や上司、部下との良好な関係性も欠かせません。
なぜなら、仕事は1人だけでできるものではないからです。
では、その良好な人間関係を維持するためには、何が必要でしょうか?
自分自身を把握し、感情をコントロールし、他者への共感力などが必要です。
分かりやすく言うなら、「感情を上手く取り扱う力」と言えるでしょう。
非常に高度な力と言えます。
しかし、高度な力と言えど、それらは後天的に伸ばしていくことが可能です。
教育・学習・訓練などによって、伸ばしていけるのです。
エモーショナルインテリジェンスを知る
先程、「感情を上手く取り扱う力」をお伝えしました。
より専門的にお伝えすると、その力のことを「エモーショナルインテリジェンス」と呼びます。
日本では、「Emotional Intelligence Quotient」、EQとして知られているでしょうか。
心の知能指数と呼ばれています。
このエモーショナルインテリジェンスですが、仕事の成果にも繋がります。
実際、とある企業の営業マンの売上や収入がアップしたり、チームの目標達成率の向上、転職率の減少などのデータも出ています。
転職率が下がれば、それだけ採用や教育にかけるコストも削減できます。
仕事の成果にも繋がるのが、エモーショナルインテリジェンスなのです。
エモーショナルインテリジェンス4つの領域
では、この仕事の成果にも繋がるエモーショナルインテリジェンスですが、どのように高めていけば良いのでしょうか?
まず、以下4つの領域から構成されていることを押さえておきましょう。
- 自己認識:自分の感情を認識し、自分の感情が行動にどのような影響を与えるかも認識、自分の状態に気づく力のこと。何が原因でそのような感情が湧くのかといった、自分の感情の湧き方のパターンなども認識していること。他3つの領域の土台であり、最も重要。
- 自己管理:自分の感情をコントロールし、前向きな行動を選ぶ力のこと。コミュニケーション能力や問題解決能力、ストレス耐性などが必要。「自己認識」で自分の感情に気づいているからこそ、「自己管理」で前向きな行動を選ぶことができる。
- 社会的認識:周囲の人達が求めるものを理解し、それらの人達の感情を理解する力(共感力)「自己認識」だけではダメということ。「社会的認識」も持つことで、他者との良好な関係を築くことができる。
- 人間関係管理:分かりやすく話すことや、自分の言動によって相手に良い影響を与えるなどによって、建設的な関係を築くこと。人との関わりを上手に管理する力。
エモーショナルインテリジェンスの高め方
では、それぞれの高め方をいくつか挙げてみます。
- 自己認識・瞑想によって、自分の感情の動き方に気づく
・ノートにその時感じたありのままの気持ちや考えを書き出す
・自分には考え方のクセがあることを受け入れる(誰にでも考え方のクセがある)
・他者からのフィードバックを受け入れる、自分自身について聞いてみる
・自分にとって何がストレスかを知る
- 自己管理・リラックス方法を学び、身に付ける(呼吸法や漸進的筋弛緩法など)
・自分自身の言葉に耳を傾ける(言葉に責任を持つ)
・周囲の変化を歓迎し、受け入れる姿勢を持つことで一喜一憂しない
・ポジティブであることやユーモアな発言を意識する
- 社会的認識・他者を深く理解しようとし、興味を持つ姿勢を持つ
・人との会話の中で実際の状況を思い描いてみる
・他人の状況に自分を置きかえてみる・笑顔で温かい振舞いをする
・会話の際は、「聞く」ではなく、「聴く」意識を持つ
- 人間関係管理・意識的に他者と関係を持ち、その関係性を育む
・他者へのリスペクトを忘れない
・人とトラブルになるのは、意見の違いではなく、その伝え方であることを理解する
・他者の思想、アイデア、考え方などを広い心で受け入れる
・他者の情熱、動機、興味、感情を理解する
いかがでしょうか?
エモーショナルインテリジェンスの構成要素、そしてその高め方がそれぞれ分かったのではないでしょうか。
エモーショナルインテリジェンス、つまりEQは、これからの時代において確実に重要となってきます。
成果至上主義で人の心をないがしろにした企業経営では、もはや成り立たないと言えるでしょう。
少子高齢化が進み、ただでさえ人材の確保が難しい昨今、加えて人々の働き方への価値観も多様化しています。
すぐに離職へと繋がるような、人材が流出するような企業体制ではダメなのです。
コストが馬鹿になりません。
あなた自身もぜひエモーショナルインテリジェンスを高める意識を持ってください。
売上や収入のUP、目標達成率の向上など、仕事の成果に繋がるだけでなく、人間関係、チームの結束力も増すのです。
働きやすい職場になるはず。
1人の1人のエモーショナルインテリジェンスへの意識の向上が、企業をより良いものへと変えていく原動力となります。
ぜひエモーショナルインテリジェンス、EQを意識していきましょう。
まとめ
仕事の成果にも繋がるエモーショナルインテリジェンスとは、心の知能指数、EQとも呼ばれています。
そしてこのエモーショナルインテリジェンスを高めることで、売上や収入のUP、目標達成率の向上などが見込まれます。
加えて、良好な人間関係の構築、チームの結束力の向上なども見込めるでしょう。
「自己認識」「自己管理」「社会的認識」「人間関係管理」
この4つを意識し、エモーショナルインテリジェンスを高めていきましょう。
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
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