人生には何度も大事な場面があります。
- 部活の試合、受験、就職活動での面接、結婚式でのスピーチ、新商品のプレゼンなどなど。
それらを目の前にした時、自信を持ってそれらに対処することはできますか?
多くの方は、自信を持って「YES」とは言えないかもしれませんね。
どうしても大事な場面に直面すると、人は不安や緊張を感じ、自信を無くしてしまいます。
幼少期の環境は自信につながるポイントの1つ
そもそもこの「自信」一体どこからやって来るのでしょうか?
大元を辿れば、幼少期にあることが多いものです。
幼少期に親からしっかり愛情をもらい、親が“心理的な”安全基地としての役割を担っていた場合、子どもは安心して何かに挑戦したり、冒険をしたりすることができます。
となると、また子どもは安心してまた何かに挑戦したり、冒険をすることができます。
こういったことの繰り返しの中で、子どもは自然と自信を付けていきます。
しかし、心理的な安全基地としての機能を親が果たしていないケースも当然あります。
子どもが何をしてもそれを否定してきたり、常に厳しく子どもに接したり、頼りたい時にそこに親がいないというようなことが多いケースです。
そうなると、子どもは常に自己否定を繰り返したり、自分に自信が持てないというようになってしまうことがあります。
幼少期の親の役割とは、それぐらい大切なんですね。
- 自分自身が何かを達成したり、成功したという「達成経験」
- 自分以外の誰かが何かを達成したり、成功したりすることを観察する「代理経験」
- 自分に能力があるのだと言語的に説得、説明される「言語的説得」など
上記のようなことを通して、人は自信を付けていくことが可能です。
苦手克服ではなく、得意を伸ばす
さて、ではそのようにして身に付けていく「自信」ですが、大事な場面直前で自信を無くしたくないですよね。
どれだけ日頃自信を持っていても、直前で自信を無くしてしまったのでは、上手く力を発揮できません。
もしあなたが大事な場面の直前に自信を付けたいと思うのなら、ここを意識してみてください。
- 「苦手克服ではなく、得意を伸ばす」
特に大事な場面の直前では、苦手なことを克服しようとするのではなく、得意なことを伸ばすように意識しましょう。
確かに「大事な場面で恥をかきたくない」「失敗したくない」そう思う気持ちは分かりますし、最後の最後まであきらめない気持ちは大切です。
しかし、大抵の場合は、苦手を克服しきれずに逆に大きな不安を抱えることが多いものです。
- 「あぁ~・・・結局時間ピッタリに喋れそうにない(早く終わってしまう)」
- 「やっぱり声が小さくて聞こえづらい・・・」
- 「どうしても早口になってしまう・・・」
このような不安を抱えてしまうことが多いんですね。そして自信を無くします。
なので、大事な場面の直前には、苦手克服ではなく、得意なことを伸ばしましょう。
- 「早く終わりそうだけど、喋りたいことはたくさんあるから、喋る内容を増やしてみよう」
- 「声は多少小さくても、ゆっくり喋ることは得意だから、ゆっくり喋ってみよう」
- 「早口ではあるけど、声は大きいから、テンポよく話すことでみんなを楽しませよう」
このように得意なことを意識して伸ばすようにしましょう。
そうすることで、また自信を付けることが可能です。
特に大事な場面の数日前からは、得意なことを伸ばすことに注力しても良いかもしれません。
得意、苦手を数字で表わすとわかりやすい
数字で考えると少し分かりやすいものです。
例えば今あなたの得意なことに数字を付けると「7」としましょう。
対して苦手なことは「3」
大事な場面の直前に苦手なことを克服しようと頑張りますが、上手くいかないと苦手なこと「3」が「0」にも「-3」にもなってしまいます。
もちろん得意なこと「7」には手を付けていないのでそのまま。
- 「得意なことは何も変わらず、ただただ苦手なことが更に苦手になってしまった・・・」
それは避けなければなりませんよね。とても自信を無くしてしまいます。
苦手なこと「3」はそのままに、得意なこと「7」を「10」にも「15」にも伸ばせば良いのです。
その方が心理的にも非常に良い状態で大事な場面に臨めますし、不要に自信を無くすこともありません。
ぜひ大事な場面の直前には、苦手なことの克服ではなく、得意なことを伸ばすように注力してみてください。
まとめ
大事な場面の直前には、つい苦手なことの克服に目が行ってしまいます。
しかしそれは逆効果。“直前に”やるべきことではありません。
大事な場面の直前は、苦手なことの克服ではなく、得意なことを更に伸ばしましょう。
苦手なことはそのままで良いのです。
ここまでやってきて苦手なままなのですから、苦手はそのままに得意なことを伸ばし、自信を付けた上で大事な場面に臨んでください。
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?
- 「他人の顔色ばかりみてクタクタ」
- 「自分の意思で生きられない」
- 「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」
そんなあなたはこちらの記事を読んでみてくださいね。
あなたが「自分軸で気楽に生きられるようになる」ことを願っています♪