突然ですが、あなたは白黒思考で物事を捉えがちですか?
白か黒かはっきりしていないと、気が済まないということです。
例えば、
- 「自分が思っているタイミングで返信が無いと、相手を非難してしまう」
- 「仕事は完璧にこなさないと気が済まない」
- 「1度友人から遊びの誘いがなかっただけで、ひどく落ち込んでしまう」
もしこのような傾向があるのなら、少し白黒思考で物事を捉えてしまっているのかもしれません。
白黒思考で考えることが全て悪いというわけではありませんが、何事に対しても白黒思考で考えがちなのであれば、少し改善した方が良いかと思われます。
なぜなら、白黒思考は時に自分や他人を傷つけてしまうからです。
生きていれば、自分が思っているタイミングで返信が無いこともありますし、仕事でミスをすることもあります。
どれだけ仲の良い友だちでも、時にはあなた以外の人と遊ぶことだってあります。
生きづらさも相当なものでしょう。
自分の中のルールや思い込みを「白」とし、それ以外を「黒」としていては、自分や他人を傷つけてしまいかねません。
ぜひこの機会に白黒思考を改善してみませんか?
白黒思考の見極め方
さて、白黒思考を改善していく前に、まず「そもそもこれって白黒思考?」
そんな疑問をお持ちの方もいるかもしれません。
どれが白黒思考か分からないことには、自分の中のどのルールや思い込みを改善していけば良いのかが分かりません。
まずはどれが白黒思考か見極めてみましょう。
簡単に白黒思考を同定する方法があります。
それは、「いつも」「決して」「みんな」「~べきだ」そういった言葉を探すこと。
もしこれらの言葉を使っているなら、白黒思考と言って良いでしょう。
- 「いつも私だけが我慢している」
- 「決して弱音など吐いてはいけない」
- 「みんなから認められないと、リーダー失格だ」
- 「仕事中はいついかなる時も私語を慎み、真面目にすべきだ」
こういった言葉は、白黒思考と言えます。
白黒思考の改善方法ステップ1
では、ここから白黒思考の改善方法をお伝えしていきます。
白黒思考に代わる新しい考え方を身に付ける上でのポイントは、「Better」の考えです。
つまり、「より良い」「望ましい」といった合理的で現実的な考えを持つということ。
例えば、「いつも私だけが我慢している」という白黒思考が頭にある人が「Better」の考え方をするとこうなります。
- 「いつも私だけが我慢していると感じても仕方がないが、他の人の苦労を聞いたことがあるわけではない。私“も”我慢していると考えるぐらいにしておこう」
他には、「決して弱音など吐いてはいけない」という白黒思考が頭にある人が「Better」の考え方をするとこうなります。
- 「弱音を吐いてはいけない場面もあるかもしれないが、いつも弱音を吐かないのは、精神衛生上逆効果。時には弱音を吐くことにしよう。その方が人間味も増して、人から好かれる可能性も高い」
このように、こちらの考え方の方がより良い、こちらの方が望ましいという「Better」の考え。
これをまずは意識してみてください。これがステップ1です。
白黒思考の改善方法ステップ2
ではステップ2に入ります。ステップ2では、リストを作成してみましょう。
ノートに書き出してください。
例えば、先ほどステップ1で出た「Better」の考え。
「いつも私だけが我慢していると感じても仕方がないが、他の人の苦労を聞いたことがあるわけではない。私“も”我慢していると考えるぐらいにしておこう」
こちらのリストを作成すると、このようになります。
例)「いつも私だけが我慢している」と考えてしまう(白黒思考)
- 「Better」な考え
→「いつも私だけが我慢していると感じても仕方がないが、他の人の苦労を聞いたことがあるわけではない。私“も”我慢していると考えるぐらいにしておこう」 - 不利益
→本当に自分だけが我慢しているかもしれない、心に余裕がないと「Better」な考えをできない - 利益
→イライラせずに済む、ストレスが減る、想像力がつく、人に優しくなれる - 数字で可視化(先ほどの不利益、利益を%で表すと?)
→不利益:30%、利益:70%不利益<利益 - 結論
→「Better」な考えの方が「いつも私だけが我慢している」と考えてしまうよりも望ましい
いかがでしょうか?
以上2つのステップを踏むことで、自然と白黒思考が改善されていきますよ。
もちろん、1度実践してみただけでは改善されません。
何度も何度も実践していって自分のものにしていきましょうね!
まとめ
白黒思考を改善するには、次の2つのステップを踏んでみましょう。
- 「Better」の考え方をしてみる
- リストを作成する
白黒思考よりもより現実的で合理的な考え方を見つけ、今度はそれをリスト化する。
少し面倒くさいと感じる方もいるかもしれませんが、面倒くさいことほど大切です。
ぜひ実践してみてください。
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
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