普段は精神科医として働きながら、インスタグラムやボイシー、youtubeでのメンタルヘルスやHSP気質に関しての発信をしています。
- ちょっとしたことですぐに落ち込んでしまう
- なかなか気持ちが切り替えられない
- 自分を否定してしまうなど
こういったことから、自分はメンタルが弱いのではと感じる方もいるのではないでしょうか。
メンタルの弱さから自分に自信が持てず、仕事やプライベートにも影響が出て困っている人も多いかと思います。
今回は、メンタルの強い人の特徴や、メンタルの強い人がやらない5つのこと、メンタルを強くする3つの方法を紹介していきますね!
本題に入る前にテキストよりも動画で見た方がわかりやすいという方はyoutubeでもアップしていますのでこちらを見てみてくださいね↓
メンタルが強い人の特徴
まず、メンタルの強い人の特徴について挙げてみます。
・ポジティブな発言が多い
・行動力がある
・目標に向かってコツコツ努力を続けられる
・自分軸で生きている
・他人の意見に流されない
・壁にぶつかっても「なんとかなる」という精神を持っている
このように、メンタルの強い人は「明るく前向き、意志が強い」という特徴を持っています。
というのも、自分の感情をコントロールすることがうまく、どのような物事に対しても冷静に受け止められる強さを前提にもっていることが多いんです。
そのため、メンタルの強い人はストレスとなる出来事が起きても、適切に対処できるので、必要以上に落ち込んだりミスを引きずって悔やんだりすることが少ないんです。
メンタルが強い人は生まれてから常にいつも強いわけではありません。
メンタルが疲弊する習慣を意識的に避けているからこそ、メンタルの強さを保てるとも言えるのです。
なので、メンタルが弱いと感じる方は、メンタルが弱ってしまう習慣や行動を避けることで、メンタルを強く保つことができるかもしれません。
なので、続いてはメンタルがメンタルの強い人がやらない5つのことについて解説していきます。
メンタルが強い人がやらない5つのこと
①自己否定
まず一つ目のメンタルが強い人がやらないことは、自己否定です。
メンタルの強い人は、必要以上に自己否定や自分を卑下するようなことはしません。
自己否定をすることは自己肯定感を下げてしまう行為であり、「どうせ自分は何をやってもダメなんだ」と思い込んでチャンスを潰してしまう危険性もあるんです。
自分を下げたり悲観したりせずに、現状を把握してどうすれば理想の自分になれるのかを常に見据えることが大切だとメンタルの強い人は分かっています。
自己否定は癖になってしまうため、なるべく意識して自分の長所に目を向けるようにしましょう。
②他人の顔色を気にしすぎる
2つ目のメンタルが強い人がやらないことは他人の顔色を気にしすぎることです。
メンタルの強い人は、他人の顔色を過剰に気にしたり意見に流されたりすることはありません。
他人に気使ったりすることは素敵なことですが、過剰に気を使ってしまうことは自分自身の疲弊にもつながりますし、相手も気を使われていることを感じとります。
相手の機嫌を損ねないように顔色をうかがってばかりいては、自分自身を見失って本当にやりたいこともできなくなってしまいますよね。
相手も気を使われすぎると、自分も気を使わなくてはと思いお互いに気を使いあってしまうというギクシャクとした関係性になってしまうとも思いませんか?
他人の感情を完璧に読むことは難しく、全員を喜ばせることは不可能なので、「自分がどうしたいのか」を一番に考えて行動することが大切です。
③どうにもならないことに悩む
3つ目のメンタルが強い人がやらないことは、どうにもならないことに対して悩むことです。
世の中には悩んで解決することと、悩んでも解決しないことがありますよね。この悩んでも解決しないことについて悩み続けても結局は答えって出ないんです。
ぐるぐるぐるぐると考え続けて、考えても考えても答えが出なくて、夜中も眠らずに考えて、気づいたら次の日の朝を迎えてなんて経験したことある人もいるのでは。
こんな日が続いたら冷静に物事を考えることもできないし、うつ症状が出てきても不思議ではありません。
なので、解決しないことを悩むのはストップしましょ!イヤイヤいきなりストップしろと言われても、できないから考えちゃうのよという声が聞こえてきたような気がしてきました。
そんな時は、思いっきり走りにいきましょ!20分くらいのジョギングでよいです。
イヤイヤ、考えちゃうことを忘れるために、走ってこいなんて乱暴だよと思いました?
確かにそうかもしれませんが、騙されたと思ってやってみてください。走ることによって気持ちが安定する効果もありますし、走っている最中に考えも及ばなかった新しいアイデアが思いつくこともあります。
とにかくその場に留まり、考え続けるよりは、良い方向に向かうのでお試しください。
④過去の出来事を引きずる
4つ目のメンタルが強い人がやらないことは、過去の出来事を引きずることです。
「あの時こうしていれば良かった」「なんでもっとうまくできなかったんだろう」と過去の出来事をいつまでも引きずることありませんか?ぶっちゃけ私も時々そんなことあります。
メンタルの強い人も過去の出来事を振り返り落ち込むこともあります。しかし、ずるずると引きずることはしないんですね。
なぜかというと、「次はこうすればうまくいく」というように過去の失敗や過ちを活かして、次は最善の選択ができるように努力をしているからです。
ミスをしたとしても、悔しさや悲しみなどの感情面ではなく起きてしまった事実に目を向けられると良いですね!
⑤他人の成功を見て嫉妬し続ける
5つ目のメンタルが強い人がやらないことは、他人の成功を見て嫉妬し続けることです。
他人の成功を素直に喜べず、嫉妬してしまう人もいるのではないでしょうか。
嫉妬心は誰しも持っている感情です。嫉妬心が芽生えてしまうこと自体は止められないことです。
しかし、メンタルの強い人は嫉妬心を向上心に変えている人が多いです。
メンタルが強い人は、「この人が成功したならきっと自分にもできるはず」と前向きに捉え、成功者から学べるものはないか探すことが得意です。
嫉妬することが癖になると自己肯定感を下げてしまうだけでなく、ネガティブな面ばかりに着目してしまうようになるので注意していきたいですね。
ここまでメンタルが強い人がやらないことについて解説してきましたが、実際にメンタルを強くするにはどうすれば良いのか2つにまとめて解説していきます。
メンタルを強くするには?
①他人の良いところに目を向ける
まず一つ目にやるべきことは、他人の良いところに目を向けることです。普段から他人の良いところに目を向ける癖をつけてみてください。
短所よりも長所をたくさん見つけるようにすることで、不思議と人間関係がうまくいくようになります。
良いところに目を向けることによって、人との関わり方も変わっていくでしょう。相手だって悪いところより、良いところを見てくれる方が好きになってくれるに決まっていますよね。
周りから自己肯定感を下げられることが減るわけですね。
人間関係で自分に自信がつけば、他の分野でも自分に自信をもって行動できると思いませんか?このように良い循環に入っていくことができるわけです。
自分だけでは思いつかないことでも、周りのメンタルが強い人の言動を参考にすることはできます。
自分の中だけで、うーんうーんと悩まずに、積極的に周りからも取り入れていく柔軟な考えこそが、メンタルの強さを作るのです。
②小さな成功を積み重ねる
そして、2つ目のメンタルを強くするためにやることは、小さな成功を積み重ねることです。
先ほどの話とも似ていますが、どこかの分野で成功すると自信になりますよね。
ここでのポイントは、小さな成功を積み重ねること。なぜ大きな成功ではないかというと、失敗するリスクが大きくなるからです。
大きな成功をしようと思えばリスクも高くなります。それで失敗して自信を失っていては元も子もないわけです。
なので、小さな成功を積み重ねていくことで、小さな自信を積み重ねていくんです。これであれば失敗のリスクも小さいです。
小さな成功ってどんなことと思ったあなた。
もっともっと小さな成功を積み重ねてください。
毎日5分腕立て伏せができたとか、5分間資格勉強ができたとか最初は小さな成功で良いんです。
それを積み重ねていくことによって、ゆくゆくは大きな成功に繋がっていくんですね。
まとめ
今回はメンタルの強い人の特徴、メンタルの強い人がやらないこと、メンタルを強くする方法について紹介しました。
自己否定をしない、悩みすぎない、嫉妬をしすぎないなど難しいことかもしれませんが、意識してトレーニングすれば必ず思考を変えていくことができます。
今はメンタルが弱いと感じても、積み重ねていくことできっと強くなれるはず!毎日コツコツ積み重ねていきましょう。