自分軸で生きるのは難しい?ストレスなく自分軸を手に入れるためのポイント

しょう
こんにちは、精神科医しょうです。
私は普段、精神科での外来を行い、6万人以上インスタやvoicyのフォロワーさんに対しHSP気質に関する発信、書籍の出版を行っています。

突然ですが、自分軸で生きることは難しいことなのでしょうか?

もしかしたら、今まで他人軸で生きてきた人にとっては「自分軸を持つ」ということがよくわからなかったり、不可能なことだとはじめから諦めたりしているのかもしれません。

もちろん、人はその時の立場や状況により自分軸でいたり、他人軸でいたりして生きています。

しかし、自分の人生の大部分を他人軸で生きてしまうことは、自分の一生を他人に捧げてしまうことに他なりません。

そうならないためにも、みなさんにはできるだけ多く、自分軸寄りの人生を送ってほしいと思います。

今回は自分軸で生きることは、難しいのか?ストレスを感じずに自分軸を手に入れるにはどうすれば良いのか?について考えていきます。

自分軸と他人軸のどちらが大切?

自分軸で生きる

自分軸で生きることとは、生きていく上で自分の考えや欲求を大切にして、物事を判断し決断していくことです。

もしあなたが物事を判断する上で、人の顔色をうかがったり、他人の意見を優先したりするのであれば、それは他人軸で生きていることになります。

他人軸というとネガティブなワードに聞こえてしまうかもしれませんが、対人関係を円滑に築いていく上で、他人軸で生きることも時には必要になります。

つまり、状況に応じて自分軸と他人軸を使い分けることが大切だと言えるでしょう。

自分軸を持つことは難しい?批判された時こそ…

難しい

自分軸を持つことは難しいことなのでしょうか?

もしかしたら…、
「勝手気ままに振舞っている!」
「単なるわがままではないのか?」
「自分さえ良ければ良いのか?」
などと批判してくる人がいるかもしれません。

しかし、批判してくる人には以下のような何らかの事情があるのかも。

  • 他人軸で生きることを余儀なくされているから
  • 自分軸を持つ人がうらやましいから
  • 自分軸を持つことに対する恐れがあるから
  • 他人軸で生きている自分を肯定したいから
  • 単に機嫌が悪かったから

もしあなたが自分軸を持つことに対して、周囲から批判的にとらえられてしまったら、自身の振る舞いに間違いがなかったか?

一先ず考えてみましょう。

そして、相手の気持ちや立場を理解した上で、もっともだと感じることに対しては真摯に受け止め、後はあまり気にしないようにしましょう。

自分軸で生きることが難しいと感じたらやってみること

自分軸で生きていくことに対して、行き詰まりや不安を感じたら、やってみてほしいことがいくつかあります。

  1. 環境を変えてみる
  2. 普段しないことにチャレンジしてみる
  3. 情報量を減らしてみる
  4. 自分の精神状況を振り返る

順番に見ていきましょう!

①環境を変えてみる

自分が今置かれている環境について、適切かどうかを考えてみましょう。

仕事内容や住環境は自分にとって心地の良いものでしょうか?

居心地の悪さや違和感があるのであれば、それはあなたに対して、批判的な態度を取る人がいたり、自分軸を持つ上で妨げになっている要因に囲まれて生活をしたりしているのかもしれません。

ただし、自分軸を持った生き方ができないのは、すべて環境のせいだととらわれ過ぎないようにしましょう。

自分軸を形成していく上で、自分の強い意志を持って環境を築き上げる勇気も大切です。

いずれにしても、自分の意思を肯定的にとらえることができる環境に身を置くことは、行き詰まりや不安を解消できる大きな一歩になるハズです。

②普段しないことにチャレンジしてみる

自分の生活がマンネリ化してきた時には、ぜひ普段しないことや新しいことにチャレンジしてみましょう!

新しい経験を積み成功体験を増やすことや、自分に合ったコミュニティの場を広げることは自身を向上させ、自己肯定感を高めていくことにもつながるため、特におススメです。

また、積極的に活動の場を広げていくことは、より多くの自分軸を持った仲間と出会えるチャンスでもあります。

③情報量を減らしてみる

テレビやネットから流れるニュースやSNSの情報は最新のことを知る上で重要な情報源ではありますが、時にネガティブな情報に惑わされてしまい、一体何が正しいことなのか、自分を見失いそうになることがあるかと思います。

そんな時は可能な限り、情報をセーブしてみましょう。

もしかしたら、今の自分は他人軸に振り回されているかも?と気付くことができ、自分軸を持つことの大切さが見えてくるかと思います。

④自分の精神状況を振り返る

自分に自信が持てないと感じる時は、十分な睡眠を取り、休むことを心掛けてみましょう。

精神の状態が不安定だと適切な判断や決断が難しくなってしまうことがあります。

特にストレスを溜め込んでいると感じた場合は、早めに自分なりの発散方法で対処していくようにしましょう。

ストレスなく自分軸を手に入れるには?

手にいれる

自分軸を持つことで、ストレスのない生活が送れるのか?というと、そうではないように感じます。

自分軸を持った生き方をしている人にも、何らかの悩みや心配に加え、プレッシャーを感じることもあるのではないでしょうか。

しかし、どのような状況であったとしても、自分の気持ちに対して正直に行動していれば、理解を示す人がいつか現れ、周囲からの信頼を得ることができるかもしれません。

ストレスを全く感じることなく自分軸を手に入れる方法は、もしかしたら「ない」のかもしれませんが、自分軸寄りの人生を諦めず、日々、正直な気持ちで生きていれば、毎日が楽しく幸せな気持ちで過ごすことができるように思います。

では、自分軸を手に入れるポイントをいくつかあげてみます。

  • 自分の気持ちに正直に生きる
  • 将来の目標を定める
  • 自分の感覚を大切にする
  • 自己肯定感を高めていく
  • 批判されたら真摯に受け止め、あまり思い悩まないようにする
  • 体調管理を整える

自分軸で生きるとどうなる?

自分軸で生きるとどのような変化が起こるのでしょうか?

自分軸で生きるメリットについていくつかあげてみたいと思います。

  • 自己肯定感が高まる
    自分の存在意義を見出すことができ、やる気や積極性が高まります。
    仕事や学校で期待される存在になり、リーダー的な役割を担うことも出てくるのではないでしょうか。
  • 精神的に自由になれる
    他人からの束縛や考えに支配されることなく、自分の意思で物事を選択できるようになります。
    人の顔色をうかがったり、嫌われることを恐れたりする機会を減らすことで、精神が疲弊することが少なくなります。
  • 目的が明確になる
    自分軸を持つことで、自分が本当にやりたいことが明確になるかと思います。
    自分にとって必要なことと、そうでないことを取捨選択することで、他人の意志に振り回されたり、思い悩んだりすることなく、最短で目的を果たすことができるかもしれません。
  • ストレスがあまり溜まらない
    自分の本心で行動するため「させられている」という感覚を感じることが少なくなります。
    また、本心からやってみたい!と思えることにチャレンジすることで、自身のモチベーションを高めていくことにもつながります。
    他人軸で行動している時と比べると、断然、ストレスを感じずに過ごすことができると言えるでしょう。

まとめ

まとめ

今回は、自分軸で生きていくことは難しいか?について考えてみました。

自分軸で生きることと、時には他人軸で生きることのバランスをその時々で状況判断し、自分に適した生き方を選ぶように心がけていきましょう。

私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。

あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?
「他人の顔色ばかりみてクタクタ」
「自分の意思で生きられない」
「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」
そんなあなたはこちらの記事を読んでみてくださいね。

自分軸で気楽に生きられるようになる記事を読む

あなたが「自分軸で気楽に生きられるようになる」ことを願っています♪