- 「本音を話そうとすると涙が出る・・・」
- 「上司に怒られると、すぐ泣きそうになる・・・」
そんなお悩みはありませんか?
もしかするとHSPさんにはよくあるお悩みかもしれませんね。
涙が出ること、泣いてしまうことは、決して悪いことではありません。
涙を流す(泣く)ことは、心をデトックスする効果があります。ストレスの低減にも良いんです。
しかし、そうは言っても時と場合を選びたい方や、いつも泣いてしまうのは何とかしたいという方もいるはず。
そこで今回は、すぐ泣きそうになってしまう時の対処法をお伝えしていきます。
いつも涙を我慢する必要はありませんが、ここぞという時に試してみてくださいね!
喜怒哀楽はどのように引き起こされるのか?
さて、ではさっそく対処法をお伝えしていきたいところではありますが、その前にまず知っておいていただきたいことがあります。
それは、「感情」についてです。
感情について知ることで、「泣く」という行為がどういうものかまず押さえておきましょう。
これらの感情は、人が持つ高度な精神活動と言えます。
犬や猿、猫などにももちろん感情はあるでしょうが、人が持つ「感情」は、その種類、その質もまた動物のそれとは違うと言えるのではないでしょうか。
では、喜びや怒り、不安や恐怖、悲しみ、安心などの感情は、どのようにして引き起こされるのか?
「ジェームズ・ランゲ説」と「キャノン・バード説」
2つの有名な説があります。
「ジェームズ・ランゲ説」と「キャノン・バード説」です。
「ジェームズ・ランゲ説」は、ジェームズとランゲという2人の学者が提唱したことから、そう呼ばれています。
同様に「キャノン・バード説」は、キャノンとバードという2人の学者が提唱したことからそう呼ばれています。
- ジェームズ・ランゲ説は、「泣くから悲しい」という考え方です。
抹消の生理的、身体的な反応(泣く)が「悲しい」という感情に先行するということです。
確かに車の運転をしていて人が飛び出してくると、恐怖を感じるよりも先にまず心臓がドキドキしますよね。
胸の鼓動がとても速くなるはずです。
その後恐怖をジワジワと感じるのではないでしょうか。
- 対してキャノン・バード説は、「悲しいから泣く」という考え方です。
例えば、大切な人を喪失したという体験が刺激となり視床下部に伝えられ、そこで「悲しい」という感情が生まれます。
そして大脳でそれが認識されるとともに生理的、身体的な反応(泣く)が起こるというものです。
一般的には「悲しいから泣く」というキャノン・バード説の方が理解しやすいかもしれませんね。
これら2つの研究は、その後の研究にも非常に大きな影響を与えたのですが、皆さんも少しばかり「感情」、そして「泣く」という行為について理解が深まったのではないでしょうか。
すぐ泣きそうになってしまう時の対処法4選
さて、ではここからは本題のすぐ泣きそうになってしまう時の対処法をお伝えしていきます。
ここまでお伝えしてきたことも考慮して、いくつか提案していきます。
- 深呼吸をする
- 口角を上げる
- 何か別のことを考える
- 別の刺激を与える(軽く舌をかむ、冷たいものを触るなど)
深呼吸をする
泣きそうになったら、深呼吸をしましょう。深呼吸をすることで気持ちが落ち着きます。
鼻から吸って、口から吐きます。
ともにその動作はゆっくりと行ってください。また吐く方をより意識して行いましょう。
口角を上げる
先ほどのジェームズ・ランゲ説から更に後に、顔面フィードバック仮説という説が提唱されました。
表情(顔)の変化が感情に影響を与えるといったものです。
この説を基に考えれば、口角を上げることで楽しいといった感情が起きるため、泣きそうになるのを防ぐことができる可能性があります。
何か別のことを考える
泣きそうになる時は、泣きそうになるその原因(刺激)があるはずです。
何か別のことを考えることで、その原因(刺激)を一時的にでも取り払ってしまいましょう。
「次の休日の予定」「今日の晩ごはんの献立」「明日の天気」など、考えやすいものが良いかと思います。
別の刺激を与える(軽く舌をかむ、冷たいものを触るなど)
こちらは、ある種強制的に意識を切り替える方法です。
軽く舌をかんだり(強く噛み過ぎないよう注意)、デスクやベルトの金具のような冷たいものを触るなどして、意識がそちらに向くようにしましょう。
泣きそうになる意識を切り替えるのに有効です。
以上4つ、ぜひ泣きそうな時にお試しください。
もちろん、これ以外の方法でも構いません。あなただけのオリジナルを生み出すのも良いでしょう。
上手に感情と向き合っていきましょうね!
まとめ
泣きそうな時は、
- 「深呼吸をする」
- 「口角を上げる」
- 「何か別のことを考える」
- 「別の刺激を与える(軽く舌をかむ、冷たいものを触るなど)」
といったことを試してみましょう。
「泣くから悲しい」「悲しいから泣く」様々な論争があるかと思いますが、ともにすぐ泣いてしまうことにお悩みの方は試してみてくださいね!
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
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「他人の顔色ばかりみてクタクタ」
「自分の意思で生きられない」
「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」
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