【HSC】繊細な「子供」に接する5つの秘訣とは!?

こんにちは!精神科医しょうです。

私は普段、精神科での外来診療に加え、インスタにてHSP気質に関する発信を行なっています。インスタにも遊びにきてね♪

HSPとはHighly Sensitive Personといって繊細で敏感、共感性豊かな人のことを指します。

3分でわかるHSPについての記事はこちら

あなたは刺激に敏感なお子さんを持ち、悩んではいませんか?

他の子と違うと不安になりますよね。

誰に相談してよいのかも分からずに一人悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

その子はもしかすると“HSC”かもしれません。

HSCとはHighly Sensitive Childの略で、刺激に敏感で繊細な子供のことを言います。

HSPの子どもの頃の呼び方です。

HSCは生まれ持った気質で、5人に1人の割合存在すると言われています。

大人としてどう接すれば良いのか、分からない人は多くいるのではないでしょうか。

そんな方へ向けて、HSCを持つお子さんとの接し方や、解釈の仕方をお話していきます。これを読んだ大人が、HSCを持つ子どもへの理解が少しでも深まればと思っています。

HSPの4つの特徴

特徴

まず、HSPの4つの特徴についてお話していきます。

①深く処理をする
雑談よりも、深く話すことを好む、また沢山考え過ぎて即決出来ない
②過度に刺激を受けやすい
大きな声や強い光に敏感、また人に見られている所で実力が発揮できない
③全体的に感情の反応が強く、特に共感力が強い
小さな間違いにも強く反応する、また友達が悲しんでいると本人も同じくらい悲しくなる
④ささいな刺激を察知する
相手の表情の違いや少しの変化に気付く、かすかな匂いや小さな音に気付く

HSPであるのであればこれら4つの要素に全て当てはまると言われています。

しかし、HSPを持つ人が全く同じ性格をしているとは言えません。

人には、生まれ育った環境や生まれ持った性格によって、色々な特徴があるからです。

とはいえ、HSCならではの共通部分を持っているのは確か。

集団行動が苦手だったり、環境の変化に敏感だったり、周りの顔色を伺い過ぎて親にでさえいい子を演じる傾向がある子さえいるんです。

ここで、一つ言っておきたいことがあります。

もしかすると、子どもが繊細な性質を持ったのは、育て方のせいだと自分を責める親がいるかもしれません。

しかし、HSCは生まれ持った気質。性格の様なものなので、生まれた頃から決まっているのです。ご自分のせいだと責めないで下さいね!

それではHSCの子どもとの接し方に迷っている方へ、どの様に接してあげたら良いのかここでは5つお話していきます。

HSCの子供に接する5つの秘訣

秘訣

①話を聞いてあげる

これはHSCに問わず、子育て全般で言えることではないでしょうか。

毎日何を感じているのか同じ目線になって話をし、受け止めてあげましょう。

一日の終わりに今日は何があったのか、聞いてあげると良いかもしれません。

良いことも嫌なことも、どんなときも受け止めてあげる大人の存在。これは心の支えになります。

②こまめに褒めてあげる

小さな成功体験を積み重ねて、その都度褒めてあげましょう。

もし子どもが失敗をしたとしましょう。「失敗=ダメなもの」と考える子が多いかもしれません。

そうではなく、失敗は大切な経験になることを、大人が教えてあげましょう。

また、HSCの子どもは沢山良い所を持っています。優しくて、気が利いて、頭が良い。

そんな部分を沢山褒めてあげて、伸ばしてあげましょう。

③怒鳴らない

子どもは大人に怒鳴られ過ぎると、トラウマになってしまうことがあります。

それなりに注意するだけで、ダメなことだと受け止めることが出来ます。

言い方や声のボリュームには気を付けましょう。

④大人が前向きに生きる姿勢を見せる

HSCの子どもは、一緒にいる相手に良くも悪くも影響されやすい傾向にあります。

そこを上手く利用しましょう。

一番近くにいる大人が前向きに楽観的に生きる姿を見せてあげると、子どもも前向きな気持ちになります。

⑤ストレスを増やさない行動

HSCの子どもは小さなことからも刺激を受けやすく、疲れやすいことがあります。

大人だと、自分でストレス発散が出来ても、子どもは発散の仕方すら分かりません。

ストレスを溜めすぎる前に休息させてあげましょう。

また、苦手なことから少し距離を置いたり、やり方を変える等工夫してあげましょう。

あまり無理にやらせてしまうと、トラウマになってしまいます。

その子の性格をしっかりと見ながら、子どもに合った行動をとってあげましょう。

まとめ

子供

本日はHSCのお子さんに接する5つの秘訣についてお伝えしました。

いかがだったでしょうか。

色々な個性を持っているのが人間。

それは子供であっても、大人であっても言えることです。

その個性を悲観したり、無理に直そうとする必要はありません。

ありのままを受け止めてあげて、一緒に前向きに進むことが大切ではないでしょうか。

この記事を読んであなたの気持ちが少しでも楽になれば嬉しいです♪

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